角居厩舎に10年以上所属していた吉岡辰弥調教師
今月号のHorse日高(ユニオンオーナーズの月刊誌)を読んでいたところ、毎月の連載記事である調教師特集があるのですが、新規開業の吉岡辰弥調教師が登場されました。
内容を拝見し、吉岡先生が2008年から長きにわたって角居調教師の元で働いていた厩務員であったことを知りました。しかも、競馬サークル以外から世界に飛び込んでき現場叩き上げの人材です。
もっとも、これ、知っている人には今更な情報です。あのサートゥルナーリアの口取り写真に納まっていたりしますからキャロットなどではおなじみの方だった模様。
担当を持ち回りで行う角居調教師の方針のもと、ウォッカ、ヴィクトワールピサ、エピファネイア、アヴェンチュラ、ルーラーシップ、ラキシス、リオンディーズ、キセキ、ロジャーバローズ、そしてユニオンだとサンビスタといった誰もが知っている一流サラブレッドに関わってきたというから驚きです。
どの世界にも2代目、3代目が増えてきており、狭い競馬サークルの世界では叩き上げ厩務員は中々成功を掴みづらいと言われていますが、吉岡先生の経験は大変な武器になりそうな予感です。
ユニオンでまだ募集中のスマッシャー(スマッシュの2018)が気になる
実際、4月5日時点で開業から1カ月経つわけですが、既に2勝をあげています。
仕上げ切らずに「次の調教師に譲り渡す」という粋な譲り渡しがあったのかはわかりませんが、それにしても立派です。
1年目に二桁勝利をあげれば将来超有望な調教師となりますが、このままの勢いでいけば夢ではなさそうですね。
となると、一口馬主として調教師指名的な先物買いが出来るかどうかも気になってしまう。
入会しているユニオンとロードで調べたら、いました。ユニオンでまだ募集中のスマッシャー(スマッシュの2018)です。しっかり、My Forse日高でも宣伝中でした(笑)
スマッシャー(スマッシュの2018)に関しては、過去のレビューを見てみると、「新規開業なのでどこなのかな」とか、「牡馬で総額900万は安いな」とかそんなことを書いていましたね。
マジェスティックウォリアー産駒の場合、今の出資候補はロードで募集しているロードエルピス(ルアンジュの2018)が最優先候補でありましたが、こうやって一度は検討から外したはずの馬が急に「おりゃー」と脳内に殴り込んでくるのが、じっくり待って出資出来る一口クラブの面白いところ(笑)
ちなみに、スマッシャー(スマッシュの2018)もロードエルピス(ルアンジュの2018)の2頭とも、母はマジェスティックウォリアーが良いと言われる欧州血統ではなく、シアトルスルーの血も残念ながらありません。とはいえ、サンデーやミスプロを持つ牝馬との配合も悪くないと言われており、ダートでの活躍を狙っていく馬になるでしょう。
募集総額は倍額の差がありますが、一口の価格は45,000円と46,000円とほぼ変わらず。悩ましい。
…でも、やっぱり、ミスプロを一本強化しているロードエルピス(ルアンジュの2018)に気持ちは傾くかなぁ。
何はともあれ、ユニオンの「角居~ユニオン~グランド牧場」のラインは鉄板ラインですが、「吉岡~ユニオン~宮内」にも注目になるな、と思った春の夜です。
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