見逃しを許さないポスター
今更なニュースですが、ビビッと来ましたよ。ハーツクライ産駒のヨシダが種牡馬入りに際し、作られたポスターで。
THE SUNDAY SILENCE BLOODLINE RETUENS
意訳すれば「サンデーサイレンスの帰国」とか、「彼が帰ってきた」でしょうか。
かっこええ……!
このあたりのセンスはさすがアメリカです。お金を儲けることと、うまく儲ける人に喜んでお金を使う人が住む国。世界ナンバーワンは譲らない。
プライベートでも仕事でも縁がない国ですが、いつかアメリカ三冠レースに行くのが夢です。
ブログ主のアジアンイングリッシュは通じるでしょうか。怖いです。
ヨシダの戦績
ちょっとヨシダの戦績を調べてみましたが、ヨシダは生涯戦績18戦5勝。GⅠを2勝していますが、ピッカピカの戦績とは言えません。
惜しいのはダートでも芝のどちらも走りながら、両方で特徴的なところを見せることが出来なかったところですかね。
ハーツクライ産駒らしさを活かすためにも、もっと長めの距離で使えていれば…と思わなくもないのですが。
アメリカはダート路線が主流というのは知っていますが、長距離のレース体系は整っているのかな。ダートの長距離というカテゴリー自体日本では耳にしないのですが、あったりして。
お正月休みにでも調べてみたい。早く休みよ、こい。もう二十何日か寝るとお正月。
種牡馬ビジネスの奥深さ
そして、ハーツクライ産駒がアメリカで種牡馬入りと聞くと、どこか新鮮なのが自分でも不思議。
ヨシダの場合、
日本で生産されて購買された後、アメリカに持ち出されて、アメリカで結果を残し、種牡馬になることが決まった。
という、日本の持ち込み馬の逆パターンをやっているだけでありますが、やっぱり新鮮。
もっとも、種牡馬入りした後、海外に譲渡されるケースはそんなに稀なことではなくなっているのが今の種牡馬ビジネスの実態のようです。
完全に譲渡とはいかなくても、シャトルで南半球に渡るケースも。リアルインパクトがそうですね。
サラブレッドの輸送技術の発達がこういったビジネスを下支えしているらしいですが。
本質的には昨日の香港で明らかになったように、日本の馬がそれだけ評価されるようになったということ、また、日本でいうサンダーサイレンス系のように、一部の血の飽和が各国で起きていることの現れなのかもしれません。
ますます、この手の種牡馬ビジネスはこれから増えていくでしょう。
現役時代の活躍を上回るような結果を出す種牡馬が生まれるかもしれないと思うと、競馬のもう1つの魅力を感じずにはいられませんね。