社台スタリオンステーション22年度種付料を公開
先週のニュースですが、社台スタリオンステーションが22年度の繫用種牡馬の種付料を公表していました。
改めて言わずとも、日本国内でトップ種牡馬が繁用されているのが社台スタリオンステーション。
種付料はそのままサラブレッドの価格に反映されるのが原則。
いわゆるオーナーというよりかは、株主といったほうがしっくりくるのが個人的な一口馬主に対するスタンスですが、種付料の価格は馬主オーナーになったつもりでついつい見てしまいます。
だって、種付料が高くなった後だと、産駒に手が出せないので…
今年~来年なら買える種牡馬の産駒はどれか、見極めたくなるのが零細一口馬主なのです。
●参考
https://shadai-ss.com/cms/wp-content/uploads/2021/11/SSS2022StudFee_211126n.pdf
エピファネイアがトップ➡1800万円(800万増)
既に大きくニュースでも取り上げられていますが、今年の大きな変化は種付料のトップがロードカナロアからエピファネイアに変わったことでしょうか。
デアリングタクトはもちろん、3歳にして天皇賞馬になったエフフォーリアを輩出したことが評価され、その種付料はなんと1,800万円!
800万円の大幅アップも驚きですが、既に受付終了の状態というのもすごい。もう期待感しかない感じですね。
ノーザンファームのバックアップを受けて優秀なサンデー系牝馬をつけているでしょうから、ここから2〜3年がエピファネイアが種牡馬としての黄金期の始まりとなりそうです。
ロードカナロアが次点➡1500万円(据え置き維持)
首位を譲ったとはいえ、ロードカナロアも種付料1500万で次点となりました。ちなみに、まだフルブックにはならず。
多くの産駒が段々とロードカナロアのイメージに近い活躍をするようになっていることから、ちょっと割高のイメージがついてますかね。
やっぱり、アーモンドアイは規格外の馬でした。
また、後継種牡馬的な扱いでサートゥナーリアがプッシュされている可能性もありそう。金額的にも半額以下の700万円ですし、3頭の種牡馬を送り出した名牝シーザリオの血もアピールポイントでしょう。
来年あたりから、少しずつ種付料が下がっていくかもしれません。
新種牡馬はクリソベリルが満口➡300万円(初)
上位人気から少し目先を変えてみると、新種牡馬の中では300万円という割安プライスのクリソベリルが満口となっていました。
ドレフォン、ルヴァンスレーヴと3頭でしっかり人気を分け合っている感じですね。
ダート種牡馬はあまり社台スタリオンステーションのラインナップには入って来ませんからこれからも安定的に支持を集めそうです。
ゴールドアリュール産駒だけに芝でも通用する産駒を出して来ると、爆発的支持を集めるなんて未来もありそうです。
ダイワメジャーはプライベートへ
そして、少し気になるのは私が大好きなダイワメジャー。産駒には中々出資出来ていないのですが、ついにプライベート繁用へと変わりました。
御年20歳ですからね。ディープインパクト、ハーツクライ、キングカメハメハという偉大な種牡馬達と渡り合ってきた名マイラー種牡馬。来年~再来年には余生を過ごすことになりそう。
寂しい、寂しいよ。
注目はレッドファルクス・イスラボニータ・キタサンブラック
さて、今年度種付をされた後、産駒に出資するタイミングは再来年ということになるわけですが、どのあたりの種牡馬の産駒が零細一口馬主的には狙いどころでしょうか。
個人な好みでは、
・実績の割には圧倒的にお安い価格のレッドファルクス(80万円)
・これから産駒の活躍が見込めそうなイスラボニータ(150万円)
・なぜか産駒が走っても値段が上がっていないキタサンブラック(500万円)
あたりが狙いどころに思えます。
レッドファルクスとイスラボニータは芝・ダート兼用を見据えて如何にも長く楽しむのに最適な馬を出しそうですし、キタサンブラックなんて来年のクラシックで皐月賞馬を出してもおかしくないと思うのですが、据え置きですからね。
ロードで募集されているキタサンブラック産駒『エンジェリックレイの2020』の申し込み、しとくべきだったかなあ。