クランジ競馬場で馬券デビュー!
シンガポール訪問記もクライマックス。馬券購入と観戦について綴り、今回のシンガポール訪問記を締めくくりたいと思います。
まずはマークカードから写真をドンっと。記念に貰ってきました。
マークカード全般
まず、マークカード全般の見方から。わかりやすい左側の赤いカードを見てください。ちなみに、これは日本でいうところの緑色の単複馬連カードです
場名・レース
一番上に場名があり、シンガポールで買う場合は「SIN」にマークするわけです。「HK」とかは香港です。OTH1は韓国とか。日本で札幌~小倉の開催を買えるのと一緒と思っていただけるとわかりやすいですね。RACEも買うレースにマークするだけなのでわかりやすい。というか、20とかあるのに驚きました。国によっては競馬を朝から晩までやってる国とかあるのかな。素晴らしい。ごくり。
POOL・馬番・UNITS
次は買い目です。WINが単勝、PLAが複勝、W-Pが馬連を指しています。例えば、単勝・複勝を買うのであれば、馬番に1つマークすればよく、馬連を買うなら2頭マークします。この辺りは競馬の全世界共通の競馬語となっているので、非常にわかりやすい。競馬が好きでよかった。
で、UNITSというのが金額になります。ここで注目してほしいのが、最低金額。5シンドルと書いてありますよね?そう、最低購入額は5シンドル(400円)になります。日本みたいにワンコイン(100円とか、1シンドル)じゃないのです。
まあ、それは「そういう決まりなのね」でいいのですが、これがオッズをわかりにくくするんですよね(後述)。
その他のマークシート(4連系!)
ブログ主は今回は赤いシートしか使わなかったのですが、驚くべきは黄色と緑のマークシートです。これ、日本でおなじみの3連系の馬券と、4連系の馬券が買えるようになっています。
……4連系って、まじかよ(笑)
マーク台では緑のマークシートをガッツリ持っていく人もチラホラ見かけましたが…それって当たるのかしら。すごい払い戻しになるだろうに…
追伸:はい、実際、すごい払い戻し額出てました。当たった人いるのか知らんけど。
よし、パドックへ行こう
マークカードを手に入れ、買い方もわかったところで、まあ日本であれば新聞でにらめっこをするブログ主ですが、今回はそういった媒体がない。ということで、もうパドックで決めようと思い、クランジ競馬場のパドックに向かいました。
その写真がこちら。
いかがでしょうか?私の第一印象は「意外ときれい!」でした。全景を撮るために上から撮りましたが、馬の間際に行ってもごみ一つ落ちてません。
さすがポイ捨て厳禁国シンガポール!
チューインガムを持ち込んだだけで罰金のシンガポール!
馬もかなり近くで見れるのがいい感じです。距離感としては大井競馬場に近いですね。ちなみに、大声を出したりするのはご法度なのは同じようで、皆さん真剣に検討されていました。
そして、そういったパドックに併設されている馬券売り場の写真がこちら。
いかがでしょうか?私の第一印象は「落ち着く…」でした(笑)
なんていうんでしょう、「あ、ここ競馬場だわ」と言いますか。頭上のテレビ画面のオッズとレース展開をにらみつけるこの集団を見た時に、クランジ競馬場が自分の中にストンと落ちた気がしました。内に入った、そんな感じです。
馬券を買う人間のやることは、同じ。それが面白くもあり、幸せでもあります。
ちなみに、前述したオッズの注意点もここで述べておきます。これも見てもらったほうが早いので、この写真をみてください。
これ、1番の単勝(WINS)を見た時、【75】って書いてあるじゃないですか。75倍だよね、と読み取ると思います。
とすると、1番の単勝を買っていた場合、最低額が5シンドル(400円)なので、
75倍×5シンドル=375シンドル(30,000円)
って計算しますよね。
それが、違うのです。
実は【75】は「5シンドルを賭けた場合に戻ってくるお金の額」を示しています。仮に一番が勝った場合に返ってくる額は75シンドル(6,000円)です。
つまり、倍率は75倍ではなく、
75÷5=15倍
が正しいのです。
…わかりづらっ!
いやあ、友人にそれを教えてもらうまで、「何でこんなにオッズが付いてるんだろ?」と不思議でなりませんでした。シンガポールの人はギャンブラーなんだなあ、と感心してしまったくらい。
…でも、やっぱり、わかりづらいと思うけどなぁ。
もう一度、…わかりづらっ!
馬券購入⇒ゴール前へ
そんなわかりづらいオッズで四苦八苦した後、マークカードを書き書きし、馬券を購入しました。購入機とか、特になし。なんとおばちゃんに手渡しで現金を渡し、馬券を発行してもらいます。意外とローテクなシンガポール。馬券もまるでレシートです。
すぐになくしてしまいそうな馬券を大事にしまい、レースを見ようとゴール前へ。その風景は…
あれ、意外と盛り上がってない(笑)
後ろを振り返ると、さっき馬券売り場にいた集団は頭上のモニターを見つめている。どうやら、暑いからあまり動きたくないみたいな態度が見て取れます。なるほど、これがクランジ競馬場常連の所作なのか…
確かに暑いし…夜になっても暑い…しかも、馬券も外れたし…
ということで、次のレースからは現地の方を見習ってテレビ観戦(笑)
これもまた良きかな!
…以上!
いつか、皆様もクランジ競馬場へ!
え、それで締めるのという感じかもしれませんが、シンガポール訪問記でした。
グルメ情報や小ネタでもう1つなんか書けそうなくらいですが、一回締めたいと思います。
クランジ競馬場訪問と言いつつ、それ以外のトピックを入り乱れてしまったのは自分でも予想外。それだけ今回のシンガポール訪問が面白く、誰かに言いたいことが多かったからでしょうか。
旅はそれがいいですよね。目的があったはずなのに、それだけを達成するだけでなく、色々なものを貰ってくることが出来る。「目的がない旅」が人を引き付けるのは、旅の本質を捉えているからかもしれません。
……文才がないので、きれいな言葉を思いつきませんので、これくらいで(笑)