四位騎手が引退
既に多くの報道が出ていますが、ベテランジョッキーの四位ジョッキーが2月29日に引退をすることになりました。
新型コロナウイルスの騒動で無観客競馬というファン不在の引退式になってしまったのはかわいそうだな…と思っていたのですが、各スポーツ紙の胴上げの写真を見ると非常に晴れ晴れとした表情。よかったよかった。
出しているコメントもベテランらしい落ち着いたコメントになっています。
さらりと「ファンがいないと寂しい」と触れるのは大人ですね。
ディープスカイで勝利した日本ダービーのインタビューでファンに一喝した頃から干支も一回り。時の流れを感じます。
個人的に思い出深いのはディサイファの札幌記念
コメントで四位ジョッキー自身が挙げている思い出は日本ダービーの2勝。
確かにウォッカで勝った日本ダービーは一般のニュースでも大々的に取り上げられましたし、よく覚えています。
個人的にはディサイファとのコンビはよかったなあ。エプソンカップも見事な勝利でしたが、札幌記念での騎乗は非常に見事でした。毎日王冠でも好走し、その後の天皇賞秋はガッツリ本命にしたほど。そして、外したほど。
これからは四位先生
そして、皆様ご承知おきの通り、この後は調教師になる予定。定年まで23年間。どんな先生になるのでしょうか。
個人馬主ベッタリでもなく、クラブ専属、というわけでもなかった四位ジョッキーなだけに、歩む道に注目です。技術調教師としての1年間研修と関係性作りでおおむねどんな方向の厩舎にしたいのかは見えてくる気がしますが。研修先では、既に美浦・藤沢和雄厩舎の名前があがっていました。
何はともあれ、切るに切れない感じで馬券での相性はイマイチでしたが、味のある騎乗は大変好きなジョッキーでした。これからは先生として頑張ってください。ロードかユニオンで縁があることを楽しみにしてます。
お疲れ様でした。
余談
これは完全に余談ですが、3月1日には新人ジョッキーが3人デビュー。その内の泉谷ジョッキーは阪神1レースでデビュー戦同着勝利という離れ業をやってのけました。
引退の日に騎乗停止という技を見せつけた四位ジョッキーの後継者となる素質があるかも。応援します。