昨日、阪神競馬場でアーリントンカップがあり、出資馬のロードグラディオが出走しました。
結果は7着でした。昨日は一か月ぶりとなる日本全国晴天の日だったようで、阪神競馬場の馬場も良馬場。上がり勝負になると予想をされたのか、13番人気の低評価でした。さすがに低評価過ぎると一人憤慨(?)していましたが、実際、馬券には絡めていないので皆さん馬券がお上手です。
でも、人気以上には来ていますし、重賞では10着まで馬主は賞金がもらえます。もちろん、一口馬主に還元される。頑張りました!
改めてレースを見ましたが、ロードグラディオはスタートが本当に上手ですね。そのまま先頭に立つような素振りも見せましたが、外から9番イベリスがハナを主張してきたのでそれを譲る形に。馬体を並びかけられるとかかってしまう馬も多い中、道中もすんなり折り合えているように見えました。
ロードのHPでアップされたジョッキーのコメントでも「折り合いにはなんら問題なし」と言ってくれているので、先行して中団に控える競馬を今後もしていくのでしょうね。
最後の直線では一瞬、勝ち馬イベリスに足色で勝るかと思わせる場面もありましたが、ここで切れる脚が無いのが…残念。
戦前の予想では、昨年の傾向から差し脚を伸ばしてくる馬が有利という分析がありましたが、今回の勝ち馬イベリスはハナに立ち、そのまま逃げ切った形。また、道中2、3番手につけていたユニコーンライオンも掲示板に残っており、前目に付けた馬が必ずしも不利だとは言えない結果になりました。
ロードグラディオもその先行集団にいたため、もう少し前目につけていれば…!と思えてしまうのは、結果論でしょう。
冷静な目で見れば、条件が揃えばもう少し上の着順を狙えたのは事実でしょうが、それ以上に今の状態では10回やったら8回か、9回は同じような結果になり、勝ちきるまではいかないのだと思います。
まぁ、何はともあれ、まずは無事に走り切ったことに感謝。
今後の話。藤岡(兄)ジョッキーの予定を抑えているだけに、基本線ではNHKマイルに出走を目指していく方針には変わりはないようです。ですが、賞金的にも今ひとつ届かない可能性がある状況。毎年900万クラスは抽選ですから、今年もおそらく出ることができても抽選なのかな。
また、NHKマイルには皆さまご承知おきの通り、桜花賞を圧巻のレコードで制したグランアレグリアが参戦を表明しています。また、今日の皐月賞で距離の壁を知りながらも果敢に挑戦し、4着に好走した昨年の2歳最優秀牡馬のアドマイヤマーズも出走。例年以上にメンツが揃うGⅠになりそうです。
出資をさせて頂いている出資者としての立場で言えば、非常に悩ましい状況だと思いますね。GⅠの舞台というのは願っても大多数の馬が立つことすらできずにターフを去っていく夢舞台です。そこに立って欲しいという想いはもちろんあります。
ですが、現時点だと「決め手にかける」という弱点を露呈しているのもまた事実。仮に出走できたとしても、今回のように人気以上に結果を残すことが出来るのか。競走馬の現役というのは長いようで短いものです。今のうちに、適正な路線あるのであればスイッチするのも手です。
例えば、先行が出来て、折り合いが効いて、切れる足が無いロードグラディオの場合、それはダートのマイル戦なのかもしれませんし、芝の1,400メートル戦なのかもしれません。そして、NHKマイルの前後には青竜ステークスもあるし、橘ステークスもあるんですね。
私が考えるまでもなく、関係者はそれを分かっているのでしょう。事実、ホッコータルマエを育て上げた西浦先生のロードHPでのコメントは
「NHKマイルへ向けて調整を続けながら、動向を探って行きたい」
という含みがあるコメント。
ドキドキしながら続報を待ちたいと思います。
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