ドラフトまであと3日、~直前特集:外国産馬~
直前ということで、大山ヒルズ、社台ファームと注目馬を上げてみましたが、ここで一旦、日本の外に目を向けて、今日は外国産に注目してみます。
今年のダービー馬はドゥデュースは凱旋門賞挑戦を公言。
いまや日本馬が外に出て行くのがメジャーとなりつつありますが、今年の皐月賞を制したのは輸入種牡馬の子・ジオグリフでした。海外の血統が悪いわけでは決してない。
まあ、マル外となるとそう簡単にもいかないかもですが、芝向きの馬はほぼノーマークで指名できるのもポイントです。
本命(狙うはGⅠ):Indiaの2020(牡馬)
本命とするのであれば、この馬かなと思います。父は米国でダートGⅠを4つ制したQuality Loadです。彼の地では人気種牡馬の地位を確立し、種付け料は15万ドルという旬の種牡馬です。
そして、母India。代表産駒はなんといっても二刀流モズアスコットです。つまり、本馬はモズアスコットの半弟ということになるのですね。心強い。
血統的には5代目でのインブリードクロスが非常に綺麗で、力強いダート血統馬…というのが正直なところですが、半兄モズアスコットも芝からダートに転向した馬です。前向きな気性とスピードがあれば、POG期間中は芝でも十分戦えると思います。
うん、やはり、マル外の本命です。
対抗(堅実なポイントゲッター):Jakondaの2020(牡馬)
マル外は個人馬主所有で動向が読めないことも多いのですが、短距離血統のこの馬をピックアップ。
父はInvincible Spiritはイギリスのスプリント王者です。代表産駒に欧州年度代表馬となったKingmanがいますね。Kingmanはシュネルマイスターの父として売り出し中でもあります。
どうしても重くなりがちなマル外の中で、母父Kingmanboということで、日本でもなじみ深い血が入っているのもよさそうです。
また、本馬の馬主はビックレッドファームですので、チャンスがあれば早め早めで使ってくれるはず。
2歳マイル路線を荒らしまわってほしいです。
期待(人気薄で重賞勝ち):ヌーヴォレコルトの2020(牝)
最後は芝向きの長距離砲ということで、ヌーヴォレコルトの2020を。
父Kignmanは前述の通り、日本での適性アリと注目されている種牡馬です。その父に日本でオークスを制したヌーヴォレコルトを付けています。
ヌーヴォレコルトの父はハーツクライですし、Kignmanの産駒も日本では芝向きの馬を多く出していますから、芝かダートなら圧倒的に芝向きの一頭と読んでいます。
しかも、距離はまさに母が勝ったオークスが適性距離ではないでしょうか。母娘制覇を期待したくなります。
なお、安田降先生と同様、短距離~マイルを得意とする安田翔先生がどのように育成し、使ってくるかも大注目です。