関西の高額馬レビューまとめ③
高額馬レビューまとめのその③です。
今日は2頭とも牡馬。ブライトエルフの2019の時にも書きましたが、ユニオンでは貴重な牡馬の募集馬となります。
ダート馬や短距離馬に惹かれるブログ主としてはどうしても牡馬のほうに評価が偏りがちなので、来年はもうすこし牡馬の募集も増やしてほしいな…まあ、こればっかりは難しいでしょう。クラブの特色として受け入れて、牝馬でも「これは!」と思える馬を見つけていきたいところです。
『キングスベリーの2019』(牡馬)
父: シニスターミニスター
母: キングスベリー
母父:キングヘイロー
厩舎:寺島 良
生産者:日進牧場
一口価格:90,000円
〇良いと思う点
重賞馬キングズガードの全弟ですね。キングズガードは上がり最速でゴール前にグングン迫ってくるのがたまらない馬でした。これは注目しないわけにはいきません。
全弟ということで、キングズガードそのままを想像してしまうのですが、映像を見る限りやはりダート向きの馬体に見えます。シニスターミニスター産駒が1,400メートルのダート戦が大得意で、母父キングヘイローということもあり、主戦場はマイル以下のダート戦ではないでしょうか。母の産駒も基本的にはダートで良績馬が多いですもんね。捻った想像をする必要もなさそうです。
厩舎はキングズガードを預かっていた寺島先生ですし、母の出産年齢も15歳。生まれも4月4日と可もなく不可もなく。一口価格は90,000円ですが、牡馬ならこの馬が今年一番のボーナスプライスな気がします。
『ビューティーコンテストの2019』(牡馬)
父: ドゥラメンテ
母: ビューティーコンテスト
母父:Singspiel
厩舎:本田優
生産者:三島牧場
一口価格:150,000円
〇良いと思う点
ユニオンの期待馬らしいプロフィールだと思ったので最後にピックアップです。
母ビューティーコンテストのラストクロップでもある本馬。代表産駒は何といってもユニオン所属のムーンクレスト(父アドマイヤムーン)です。
母ビューティーコンテストは毎年違う種牡馬と配合されていましたが、今回は父がドゥラメンテ。名門三嶋牧場はラストタイクーンのインブリードクロスを狙ったのでしょうか。気になるところです。
でも、個人的に一番惹かれるのは厩舎。日高の生産馬と言ったら本田優先生でしょう!昆先生と双璧を成す先生です。ユニオンでは毎年預託馬がおりますが、今年はこの一頭だけ。
この馬がクラシックのトライアルを征したりしたら日高が盛り上がる。そう思います。