気になる馬2頭目⇒アスタラビクトリアの2019
2回連続でユニオンの気になる馬です。
ユニオンHPによると、6月末頃にカタログが配布されるようです。それに向けて間を入れつつ、気になる馬をレビューしていけたらと思っています。
今日はその第2回。きたぜ、超良血。アスタラビクトリアの2019です。
『アスタラビクトリアの2019』(牝馬)
父: クロフネ
母:アスタラビクトリア
母父:ネオユニヴァース
厩舎:金成貴史
生産者: ハクレイファーム
一口価格:60,000円
〇気になるポイント
ユニオンの5月会報で見た時に「えっ?!」と思いましたよ。その謳い文句は「母は世界を制したヴィクトワールピサの全妹」です。
そう、本馬はヴィクトワールピサの姪なんですね。
…いやぁ、これで言いたいことは終わってしまう気もしますが(笑)
名馬の甥っ子・姪っ子なんてのは競馬の世界では珍しい話ではないのですが、その中でも狙いたくなる馬と狙いにくい馬がいると思っています。その意味では、個人的には本馬は非常に狙いたくなる馬です。
やっぱり、本馬の祖母ホワイトウォーターアフェアがポイントですよね。イギリス生まれで重賞を二勝。日本でデビューした産駒ではヴィクトワールピサ以外にもアサクサデンエンとスゥイフトカレントを産んでいます。近年は活力がないだけに地味ですが、名牝系と言っても過言ではありません。
うむ、こう見ると、ヴィクトワールピサは母ホワイトウォーターアフェアの14歳の時の仔なんですね。いやあ、12歳最強馬出産説はこうやって崩れていくのか…
まあ、話を母アスタラビクトリアに戻すと、母はヴィクトワールピサと同じくネオユニヴァース産駒。ネオユニヴァースは外見的にはサンデーサイレンスに最も似ている馬と言われた馬で、かなり気性が激しい馬。それゆえ、牝馬が産まれると非常に管理が難しい馬が生まれてしまうと言われていました。
もしかすると、母アスタラビクトリアはそんな馬の典型だったのかな…未勝利で引退をしてしまっています。
今回、『アスタラビクトリアの2019』は母の5番仔。ローエングリン、ハービンジャー、ルーラーシップ、ハービンジャー、と来て、クロフネを父に迎えています。
母が引退後、サンデーサイレンス系の主力種牡馬を迎えられなかったのは母父ネオユニヴァースゆえに仕方がありませんが、適性的に少しマイル系の馬を選びたかったと思うのも事実。そういう意味で、牝馬の適性距離がマイル前後になるクロフネは非常に良いチョイスでは!
あとは、価格か(いつものこと)。
60,000円…
早生まれだし、使い出しが早ければ納得でもありますが、ちょっと高い気も。
うーん。うーん。