ユニオンオーナーズの2020年度募集馬が公開される
来ましたね、ついに。ユニオンから2020年度募集馬が公開されました。心待ちにしていたユニオン会員の方もおられることでしょう。私もです。
ユニオンではまだデビューをしていないイルクオーレが唯一の出資馬ですが、去年は現3歳馬を全馬レビューしたりしました。
実際に出資には至らなかったのですが、このブログの黎明期を色んな意味で支え、何より私個人の一口馬主の視野を広げるのにかなりためになりました。この趣味は深い。そして、面白い。
今年もどんな馬がいるかなぁ、とペラペラ見ていきまして自分が出資出来る範囲でいいなと思う馬をレビューしていきたいと思います。
今日はその1頭目。テンイムホウの2019です。
『テンイムホウの2019』(牝馬)
父: エイシンヒカリ
母: テンイムホウ
母父:ラムタナ
厩舎:武井亮
生産者: 辻牧場
一口価格:65,000円
〇気になるポイント
今年から産駒がデビューするエイシンヒカリ。モーリスやドゥラメンテといった超豪華種牡馬の中で影が薄くなっていますが、ゲートを出てからの出足スピードは名馬揃いのディープ産駒の中でもピカ一でした。
逃げ馬だっただけに、直線で粘りこむ印象が強いエイシンヒカリですが、繁殖を合わせるならば差し脚を伸ばす特徴がある短距離馬がいいのではないかなぁと思っていました。
その点、母テンイムホウはいいですね!
母テンイムホウは短距離路線の芝・ダートで5勝をあげています。オープンクラスで上がってから果敢に重賞にも挑戦。その当時はあまり拡充されていなかった短距離路線で息の長い活躍を見せました。
繁殖にあがってからは本馬を含めて8頭を出産。母の出産年齢は16歳の時の仔になります。ギリギリかな。ちなみに、母の仔の勝ち上がり率は未デビューの2018年産を含めて5割。勝ち上がった馬は2勝以上をあげていますので、優秀なお母さんと言ってもよいでしょう。
母父ラムタナということでいまいち適性が読み切れなくなってしまいますが(苦笑)、母と父から見る狙いは短距離に違いありません。ダートではなく、芝でおろしていくんだろうな。
生まれは5月。牝馬ということもあり、ゆっくり進めていくのでしょうが、武井先生は新進気鋭かつ北海道開催に強みをもつ先生。積極的に使ってくる可能性も十分ありえます。「ユニオン~辻牧場」のラインで考えても面白い一頭。
あとは価格。
一口価格65,000円は個人的なギリギリのライン。いや、最近の私の金銭事情から言うと…ほぼアウト(涙)
今年のユニオン募集は全馬200口なのも痛い。300口くらいにしてくれればいいのにな。