会田直弘さんのOBSマーチ2歳トレーニングセールの記事
年度明け早々バタバタしておりまして、今日は雑感的サクッと更新です。
中山競馬延期の影響で一日発売日が遅れた週刊Gallop。それを昨日読んでいたらPOGの赤本でおなじみ「世界の会田」こと、会田直弘さんの連載記事でOBSマーチ2歳トレーニングセールの記事が載っていました。
余談ですが、「世界の○○」って肩書き、カッコ良いですよね。スケールが大きさを感じます。実際、これだけサラブレッドが世界に出ていくようになっても、会田さんのように歴史を踏まえて語れる方は少ないから貴重です。
そして、「世界の」と聞くと、ふいに「世界の!ロゥーーードカナロアァァァ!」が思い出されますが、それは一旦横に置いて話を先に進めましょう。
OBSマーチ2歳トレーニングセールは北米の2歳サラブレットセールの幕開けとなるセール。
普段、私はセール関係の情報って興味関心の度合いは低めなのでスルーするのですが、今回は「最高額落札馬が日本へ」の文字が目が留まりました。
65万ドルとな。2月下旬から円安の嵐が吹き荒れる中、なんとも景気のいい話です。
アメリカンフェイロー産駒をKatsumi Yoshida氏が落札
実際に落札されたのが母メガリシャス(父アメリカンフェイロー)の牝馬。アメリカンフェイローとは、37年ぶりにアメリカで3冠を達成したあのアメリカンファラオのことです。
ユニオンで産駒が募集されてるぞと一人興奮してブログに書いたこともありましたが、再びアメリカンファラオの産駒が日本にやってくる。うひょー、と変な声が出ます。
アメリカンファラオ産駒は昨年デビュー。GⅠ勝利こそありませんでしたが、アメリカでGⅡ馬、フランスでGⅢ馬を出しており、ポテンシャルは示したデビュー年になりました。種付け料も20万ドルから17万5,000ドルに減額したとはいえ、アメリカンファラオオーナーサイドの期待と強気がうかがえます。
米国三冠は過密日程とロケーションの移動に耐えうるタフさがないと達成できません。
このタフさというのは、世界に羽ばたきながらも凱旋門賞というヨーロッパの頂に到達できない日本馬にとってとても重要な要素でだと個人的には思っています。
牝馬を連れてきたということで、当然引退後の繫殖としての期待も混じった来日ではあります。気が早いとは思いつつ、日本の切れ味鋭い種牡馬と配合して、大物を生み出すことを期待してしまいます。
…でもあれか、キズナとかと配合すると、血統的にはかなりの量がアメリカ血統になるのか…
うーん。そうなると、欧州の馬場では…なんともかんとも。
最後に、コロナウイルスの影響はセール市場にも…
なお、最後にまた余談で締めますが、北米で予定されている4月~5月のセールはコロナウイルスの影響で軒並み延期だそうです。海外では競馬開催自体が見送られるケースも多く、影響範囲は広がる一方ですね。
様々な業界でも感染者が出てしまっている状況ですが、日本の競馬サークルで発生しないことを願うばかりです。