Numberの特集は『三冠』
ブログ主の愛読誌は、文芸春秋の雑誌Numberです。
皆様ご承知おきの通り、筆力確かなライター達が秀逸なスポーツ記事をバシバシ載せる雑誌で、ラグビー部の万年補欠だった中学生の頃からほぼ毎週欠かさず読んでいます。
この前は将棋特集なんて出して、「Numberが将棋をスポーツ認定!」なんてことが話題になっていましたね。確かに将棋指しの肩書きや字名はスポーツっぽいと昔から思っていました。
出雲のイナズマ、とか、終盤の魔術師、とか、捌きアーティスト、とか。
少年ジャンプを引きずっている30代男子にはキュンキュンきますよ。
で、そんなNumberが通年で1度か2度ほど、競馬特集を出していまして、そんな時は「キタッ!」と小さめに叫んでしまうのを避けることはできないわけですが、それが今週でした。
キタッ!
三冠特集だ。何この表紙。コントレイルとディープインパクトが並んでいる。
これを合成だとすぐにわかれば、競馬ビギナー卒業認定というNumberからの挑戦でしょうか。
Numberからの3冠プレッシャー(+JRAも)
今年の秋、GⅠ戦線の注目は何かといえば、アーモンドアイがGⅠをどこまで重ねるかと言う話もありますが、やはり一番はデアリングタクトとコントレイルの『牡馬牝馬のダブル3冠なるか』でしょう。
当然と言えば、当然です。
三冠馬が出てくることすら10年に一度あるかないか。そんなチャンスを得た馬が重なるなんて、もしかすると今後も無いかもしれない。
特集の記事はコントレイルやデアリングタクトに関する記事はもちろん、過去の三冠馬に関わった人たちのインタビューが盛り沢山。
ほぼ一気読みしたわけですが、実況の特集は面白かったですね。
過去の3冠馬の実況に関わった杉本アナ、馬場アナ、岡安アナらの座談会。確かに耳に残る実況が多いわけですが、3冠ともなればそれも尚更。今年は川島アナが実況に挑むんだとか。楽しみですね。
その他にもコントレイルとデアリングタクトへの特集をガンガン載せてきています。プレッシャーも、かな。
そして、時をほぼ同じくして、JRAもプレッシャーをかけるような特設サイトをオープンしていました。
いやあ、煽りますね。
そして同時に、三冠馬をこの目で見たいという競馬ファンの情熱の炎に油を注いでいるような気がします。
JRAは10月10日から競馬場への入場を再開していますが…
行きたいなあ。
たぶん、行けないけどなぁ。
悔しい。
3冠の行方はいかに
秋華賞は来週、菊花賞は2週間後になったわけですが、さあどうなるでしょうか。
コントレイルは前走での完勝を見るに、死角無しに思えます。
確かに3,000メートルに適性はないかもしれません。ただ、そもそもそこに適性バッチリな馬なんて今の日本競馬では絶滅危惧種なわけで、同世代では心配ご無用な気がします。
また、デアリングタクトは20キロ近く馬体が成長しているとのこと。非ノーザンファーム系の一口クラブの馬の牝馬3冠馬が生まれるかも、か。1年前に言っても誰も信じてくれなそう。
ちょっと周りからのプレッシャー分、斥量を軽くしてあげても…と思ったりします(笑