母父Unbridled’s Songが来ている
昨日のホープフル、私は自宅でテレビ観戦しただけでしたが、コントレイルの勝ちっぷりはスカッとする勝ち方でしたね。2019年は大種牡馬ディープインパクトが亡くなった年でしたが、晩年に名血を継ぐような大物感溢れる若駒が出てくるのは如何にもロマン。
ノースヒルズの前田オーナー一族も非常に嬉しそうでした。「キズナに匹敵する」とか聞いちゃうと、馬券的に追いかけても損はなさそう。
しかし、それ以上に驚くのは母父Unbridled’s Songです。今年の秋シーズンの勢いはすごかった。
スワーヴリチャードとコントレイル、2頭のGⅠ馬の母父となりました。また、朝日杯では不可解に大きく負けはしましたが、レッドベルジュールもデイリー杯2歳ステークスを勝っています。
出資を決めた『ダイアモンドローズの2019』の父ダンカークがUnbridled’s Songであるため、なんとなく嬉しくなったことを記事に書いたりもしました。
(参考:https://www.hot-river.net/entry/Dunkirk)
ディープインパクトとUnbridled’s Songはニックス配合であることは一部POG界隈では有名でしたが、これで完全に一般に知れ渡った感があります。
ただ、意外だったのは『ディープインパクト×母父Unbridled’s Song』の配合の勝ち上がり率が『ディープインパクト×母父Stormcat』より高いという情報です。
『ディープインパクト×母父Unbridled’s Song』の勝ち上がり率が90%に対し、『ディープインパクト×Stormcat』は約70%なんだとか。
母数の数は『ディープインパクト×母父Stormcat』のほうが多いイメージがありますが、それ以上とはちょっとビックリです。
余談:上の情報は週刊Gallopの次郎丸敬之さんのコラム「超・馬券のヒント」で拝見しました。毎週の重賞レースの勝ち馬は何かをテーマに書いていくコラムなのですが、いつも面白いです。先週号のニックスに対する知見は必見です。まだ店頭にあれば、ですけど。。。
『ディープインパクト×○○』もうは増えないけども
なんで『ディープインパクト×母父Unbridled’s Song』が『ディープインパクト×母父Stormcat』より地味なイメージがあったのか。
前者はダノンプラチナが代表馬、後者はキズナ、ということを考えると、やはり日本ダービーというレースのネームバリューの大きさを感じざるを得ません。
また、若干ではありますが、母父Unbridled’s Songの産駒は「2歳戦からバリバリ」というタイプではなく、じっくりと成長していく傾向にあることも全体が「早熟化」している競馬界においては地味なのかもしれません。
本当はこういう大物が出た後に、どんどんニックス配合が増えるものですが、もうこれからは『ディープインパクト×○○』が増えないのは残念だなあ。
・ディープインパクト×母父Stormcat
など、さっと思いつくだけでも沢山のニックスがありました。
『○○×母父ディープインパクト』の時代。ニックスを探す。
見方を変えれば、これからは母父ディープインパクトの時代。まさに新しいニックスを見つけるチャンス到来でもあります。
当然ながらサンデー系のディープインパクトにはサンデー系の種牡馬はつけられないため、キングカメハメハを代表とするMr.Prospector系が主力になりそう。
例えば、キセキが生まれている
とか、まだ超大物はいませんが、
とか。
種牡馬入りを控える
も力強さが伝わって良さそうですね。
一口馬主やPOGライフを楽しむためにも着目していく所存です。