ロードサラブレッド2021年募集馬の第一印象レビュー その⑤
2021年募集馬のレビューも折り返しを過ぎ、残り14頭となりました。今日からは種牡馬のラインアップも様々になってきますね。適性がハッキリしている種牡馬は個人的には結構好み。ロードカナロア産駒の価格帯が高いこともあり、狙い目の募集が続きます。
No.21 キープセイクの20(牝)
父:モーリス
誕生日:2/23
厩舎:関西入厩予定
一口出資額:36,000円
半兄に重賞2勝馬のSilvanerを持つ母キープセイク。2年続けてロードカナロアを付けていましたが、今年はモーリスを父に迎えての募集になりました。
モーリス産駒はピクシーナイトが待望のGⅠ勝利を挙げ、その他にもオーストラリアでヒトツがヴィクトリアダービーを制すなど、勢いを増しています。
ゴリゴリのコルトサイヤーの可能性も考えていましたが、意外にも牝馬ではシゲルピンクルビーのような馬も輩出していますし、牝馬だからと過剰に嫌う必要もないのかも。
本馬はやや重い血統には思えますが、金額的にはお得感たっぷりです。
No.22 ポプラの20(牡)
父:ドレフォン
母父:Frankel
誕生日:2/22
厩舎:栗東・森田直行厩舎
一口出資額:52,000円
母ポプラの初仔ですね。ややインブリードクロスが強い母でしたから、頑強なドレフォンをつけたのでしょうか。もしそうだとすると、牡馬に生まれたのはラッキーでしたね。
ドレフォン産駒は今のところ芝・ダート問わず活躍しています。本馬の場合、欧州血統の母に北米血統のドレフォンの配合なので、イマイチ適性が読みづらいところ。
森田厩舎ということは短距離路線タイプなのかな…
No.23 エンジェリックレイの20(牡)
父:キタサンブラック
母父:ダイワメジャー
誕生日:2/2
一口出資額:52,000円
出資馬ロードリライアブルの半弟が、父キタサンブラックに代わってラインナップとなりました。厩舎が清水久詞厩舎ということで、兄弟揃っての預託になりますね。
キタサンブラックといえば、清水久詞厩舎のスパルタ調教に耐えて飛躍したことで有名ですが、本馬も狙うはその路線か。母エンジェリックレイの繫殖成績も堅実ですし、面白い一頭に思えます。
ただ、クロスが濃いですね(苦笑)
気性面は大丈夫でしょうか。相変わらず、ケイアイファームは攻めるなあ…
No.24 フェリスの20(牡)
母父:ジャングルポケット
誕生日:3/21
厩舎:栗東・杉山晴紀厩舎
一口出資額:60,000円
重賞馬ロードマイウェイの半弟ですか。クラブに久々に芝の重賞勝利をもたらした母の産駒ですからクラブも期待しているのでしょうが、キンシャサノキセキ産駒で一口60,000円はかなり強気ですね。
芝・ダート兼用のプロフィールで健康体の血統表に思えますが、本馬こそロードカナロアを付ければいいのに、なんて余計な外野の一言を言いたくなります。
宮内牧場には生産だけを委託していて、種付け選択権は無いとかあるのかなあ。
No.25 ブラックナイルの20(牝)
父:サトノクラウン
母父:ルーラーシップ
誕生日:3/29
一口出資額:24,000円
クラブで募集され、未勝利で引退した母ブラックナイル。ジャズキャットの血を継ぐ貴重な牝馬ということで繁殖入りし、2番仔にして初めてのクラブ募集となりました。
サトノクラウン産駒というのは渋いですね。サトノクラウン産駒のデビューは来年ということもあって適性は未知数ですが、サトノクラウンは国内外問わずに活躍したタフな欧州血統馬でしたから、比較的適正距離は長め。母からはサンデーサイレンスの血を取り入れた馬が代表馬になるのだろうとは思います。
本馬の場合、母父ルーラーシップということで、サンデーサイレンスの血はありませんが、祖母ジャズキャットからStormcatの血も取り入れる形。そのため、ややスピードは補強できているでしょうか。
庄野先生に預託ということは、馬体小さめの牝馬かも。そこは気になります。