ロードの2020年募集馬レビューその1
今週末にはパンフレットが送付されることがホームページでも通知されたロードサラブレッドオーナーズ2020年募集馬。ブログ主のファーストクラブでもあり、今年も2~3頭の出資を検討しています。
先月、全ての募集馬はざっと見ましたので、今日からは再検討。ロードは即満口がほとんどないクラブですので、ゆっくりと検討を楽しんでいきたいと思います♪
さて、今日は1頭目。アドマイヤシャイの2019です。
募集No.4:アドマイヤシャイの2019(牝)
概要
父:ロードカナロア
母:アドマイヤシャイ
母父:キンシャサノキセキ
一口価格:60,000円
預託厩舎:藤岡 健一
誕生日:2月19日
測尺(体重・体高・胸囲・管囲):413kg・154.0cm・175cm・19.5cm
所感
今年のロードサラブレッドではカナロア産駒を8頭募集しているのですが、一番惹かれるのはこの仔です。
母アドマイヤシャイは現役時代にはダート中距離路線で4勝を上げています。
牝馬ながらダートで4勝という実績とタフさが光りますが、それ以上に注目すべきはその血統ですよね。母アドマイヤシャイは鬼足ブロードアピールを母に持ちます。つまり、半姉にダービー馬ワグネリアンを産んだミスアンコールがいるという良血なのです。
明らかにノーザンファームが力をいれそうな血統なのに、なぜ母アドマイヤシャイがケイアイファームで繁用されているかと言うと、2017年ジェイエス繫殖馬セールにてケイアイファームが落札されているから。
ワグネリアンがダービーを制する2018年より前に落札できたのは幸運だなあ。今ならノーザンファームも外に出さないと思います。セレクトセールで上場しても落札オーナーと半持ちとかしそうですもの。
ケイアイファームで繁用後、期待を込めて配合相手に選ばれたのは当然、ロードカナロア。そして、生まれたのは本馬アドマイヤシャイの2019ということになります。
ロードカナロア×母父キンシャサノキセキの配合ということで、路線としては芝短距離路線をイメージさせます。初仔であるだけにケイアイ名物の濃いインブリードクロスがないのは好材料(?)かも。牝馬ではありますが、ダートでも潰しが効きそうで勝ち上がり重視のブログ主としては惹かれます。
ただ、ロードカナロア産駒と相性がよいサドラーズウェルズやヌレイエフは含まれておらず、一方で相性が悪いSecretariatのクロス(6.25%)が出来ているのはマイナスポイントかもしれません。
とはいえ、祖母からの連なる血統の魅力からすると、小さなところ。
むしろ、懸念を上げるとすれば、初仔の牝馬で現時点で413キロしかないというその馬体でしょうか。調整に苦労するタイプになるかもしれません。預託先にもそんな懸念があらわれているのか、預託先は大事に使っていくことで定評のある藤岡先生。ケイアイファームも師の手腕に期待でしょうか。
零細一口馬主のブログ主は資金に余裕が出ることはほとんどないのですが、余裕が出たら真っ先にいきたい一頭です。