ロードの2020年募集馬検討その9
先行募集が始まってからもマイペースに更新をしてきたロードサラブレッドオーナーズ2020年募集馬のレビュー。
一応、今回が個別の馬の最終回のつもりです。自分の復習用のまとめは別に更新しようかと思ってます。
募集馬達の近況や申し込みの状況を踏まえながら、どこかで「えいっ」と思い切って出資していかないといけないわけですが、一頭一頭レビューをしたおかげて悩みも増えました(笑)
ですが、これも一口馬主の楽しみの一つです。5頭くらいには絞れてきたので、最終的には今年も2頭、欲張って3頭くらいに出資でしょうか。あとはお財布と相談して自分を納得させます。
さて、最後のレビューはアンダルシアの2019です。
募集No.33:アンダルシアの2019(牡)
概要
母:アンダルシア
母父:アルカセット
一口価格:30,000円
預託厩舎:中舘英二
誕生日:3月8日
測尺(体重・体高・胸囲・管囲):455kg・158.5cm・177cm・20.2cm
所感
本馬は庭先購入から一口で募集という、例年のロードでもそんなに多くはないケースの一頭です。生産牧場は浦河の大柳ファームですね。
母アンダルシアは現役時代は5戦0勝。目立った競走成績は残せませんでしたが、繁殖に入ってからは本馬を含めて9頭の産駒を産み、そのうち4頭が中央で複数勝利をあげています。
決して派手ではなく、かつ毎年違う種牡馬を迎えながらも、産駒が勝ち上がっているという、非常に優秀なお母さんです。
ちなみに、今回はエスポワールシチーを父に迎えているわけですが、これまた初めての配合です。
サンデー系のダート種牡馬総大将のゴールドアリュールを父に持つエスポワールシチーは現役時代にダートでGⅠ/JPNⅠを9つも獲得。
産駒は当初こそあまり評価が高くありませんでしたが、ヴァルケーションが全日本2歳優駿を制するなど、参加は良い意味で期待以上の活躍を見せています。
そんなエスポワールシチーの配合のポイントとしては、やはり奇をてらわずにダート馬を意識して配合すること。例えば、Mr.Prospectorを入れてみたり、Robertoのクロスを作ってみたり。
本馬の場合は母アンダルシアの父アルカセットがMr.Prospector系なのでばっちりですね。また、最近の更新で毎回書いている気がしますが、Nureyevのクロスが出来ているのも好材料です。ゴールドアリュールの母ニキーヤとKingmanboの母Miesqueという名牝同士の血からこのクロスは…魅力的の一言です。
ここまでハッキリとした裏付けがあるプロフィールながら、一口価格30,000円は素晴らしくリーズナブルです。
おそらく、ケイアイの期待通り、ダート路線からデビューをしていくこととなるはず。預託先が中舘先生ということもあって、使いながら力を付けて勝ち上がってくれるタイプに育つのではないでしょうか。
今年のロードの中で、一番コストパフォーマンスが良いのは本馬じゃないかなと睨んでいます。