ロードの2020年募集馬検討その8
牝馬の出資馬は一昨年、フレーヴォとメリディアンに出資したのが初めてでしたが、非常に難しいなと思い知りました。
やはり、馬体の維持が難しいのが最大の特徴で、結果として一度不調になると短期での復調は中々に困難です。厩舎の中でも牝馬を得意とする厩舎とそうでない厩舎が比較的分かれるのもそのせいかも。
牡馬と比べて、ややシビアな目で見ないといけないのが牝馬だと思います。
なので、比較的出資のタイミングを待つことが出来るロードにおいては牝馬の出資は『様子見スタンス』でいこうとは思っているのですが、本馬の場合はそれは難しいかもしれません。
フェリスの2019です。
募集No.28:フェリスの2019(牝)
概要
父:リオンディーズ
母:フェリス
母父:ジャングルポケット
一口価格:44,000円
預託厩舎:杉山 晴紀
誕生日:3月30日
測尺(体重・体高・胸囲・管囲):475kg・157.0cm・182cm・20.3cm
所感
本馬は5連勝で芝の重賞を制覇したロードマイウェイの半妹となります。ロードマイウェイは父ジャスタウェイでしたが、本馬は父がリオンディーズに変わっていますね。
父リオンディーズに注目しているのは先日、エイシンバーサスの2019の更新においても述べた通りなのですが、素人目で見ても本馬の配合はリオンディーズ産駒で強調すべき要素を満たしている好配合に思えます。
具体的には、リオンディーズの成功要因として語られるSpecialの血をNureyevのクロスとSadler's Wellsの血によって強調していることです。
このNureyevのクロスについては先日8冠馬に輝いたアーモンドアイで注目を集めている近年のトレンド配合で、シーザリオを母に持つエピファネイアやリオンディーズを配合する生産者がこぞって狙いに来ています。
なお、個人的には本馬もそのうちの一頭に思えています。ブログ主は私生活や仕事ではあまり流行りものには乗らない主義ですが、血統の件については話が別です(笑)
トレンドにかぶせていくのは素晴らしいと思いますよ!
また、母フェリスの繫殖実績を見ても中央でデビューした3頭の内、2頭が勝ち上がっており、非常に優秀。ロードマイウェイが母6歳の時の仔であることを考えると、繫殖能力はこれからさらに上積みがあると判断してもよさそうです。
それに加えて、母にとって初めての牝馬ではあるものの、馬体は充分。パンフレットの写真を見ても、短距離のタイプには見えず、比較的長い距離にも融通が利きそうです。
さらに、厩舎は3冠牝馬を世に送り出した杉山先生。
さらにさらに、牝馬の中では若干高めとはいえ、全体の中ではほぼ平均価格の一口44,000円。
…どう考えても、人気しそうなプロフィールに思えます。
かくいう、ブログ主も牝馬の第一志望は今のところ本馬かなと思っています。
様子見をしている余裕はないかもしれません。