ロードの2020年募集馬検討その7
ロード名物のサマーセール購買馬。今年は6頭がラインナップされています。
ロードのサマーセール組は毎年勝ち上がり馬がいて、ロード会員の中では「あたりを引く」的な楽しさがあるわけですが、本馬が今年のサマーセール組では1番面白い馬だと思います。
エイシンバーサスの2019です。
募集No.27:エイシンバーサスの2019(牡)
概要
父:リオンディーズ
母:エイシンバーサス
母父:ファルブラヴ
一口価格:44,000円
預託厩舎:※関西入厩予定
誕生日:4月10日
測尺(体重・体高・胸囲・管囲):450kg・152.0cm・176cm・20.5cm
所感
リオンディーズは今年から産駒がデビューしていますが、奮闘していますよね。名牝シーザリオの血を引いているポテンシャルを発揮し、芝で勝ち馬を量産し始めています。種付け料は
2018年⇒200万円(161頭)
2019年⇒300万円(153頭)
2020年⇒250万円(142頭)
と推移しているようですが、来年からは種付けぐっと頭数も増えそうですね。それに伴っておそらく種付料も上がり、一口馬主界隈で人気の高まるでしょう。そういう意味でも、今年の募集馬が評価が爆上げになる前の狙いどころかと思っています。
本馬の母エイシンバーサスは中央未勝利で終わっていますが、全兄にセントウルステークスをやアイビスサマーダッシュを制した快速馬エーシンヴァーゴウがいる良血馬です。近親にはエーシンヴァーゴウ以外に目立つ活躍馬は見当たりませんが、エイシン&エーシンの名前がならぶ一族はニヤッとします。
そんな父と母を配合されて産まれた本馬。
面白いなあと思うのはSadler's WellsとFairy Kingの全兄弟のインブリードクロスが出来ていることです。日本ではあまり見かけないクロス。スタミナ抜群なのは間違いなく、爆発力もある。ヒットよりもホームランなタイプですよね。
しかも加えて言えば、リオンディーズの父キングカメハメハの奥にあるNureyevはSadler's WellsとFairy Kingを強調しているとも言えるわけで、ただのホームランじゃなく、特大のホームランを狙えそうな気すらしてきます。
適性としては、リオンディーズの産駒は芝馬が多いため、2000メートル以上の芝を主戦場として戦うタイプになるのではないでしょうか。オールカマーや宝塚記念など、非根幹距離かつ、スタミナが必要になるなレースが本馬の大目標になるのでは。
また、預託先が新規開業厩舎になっているのも楽しみの一つかも。
厩舎が決まっていないだけに、一次申し込みで満口になる馬ではないとは思いますが、どうだろう。
じっくり見ていって考えたい1頭です。