ロードの2020年募集馬検討その3
今日はロードサラブレッドオーナーズの2020募集馬レビューの3頭目です。
1頭目のアドマイヤシャイの2019と2頭目のレジデンスの2019は外部から導入された良血系でした。
ですが、ロードのメインと言えば、やはり過去にロードで募集されていた馬達。過去にロードで募集された馬がケイアイファームに繫殖として帰り、母となって子供を産み、その子供達が募集されています。
今日はそんなロード&ケイアイ血統の1頭、エンジェリックレイの2019です。
募集No.12:エンジェリックレイの2019(牡)
概要
父:ハービンジャー
母:エンジェリックレイ
母父:ダイワメジャー
一口価格:50,000円
預託厩舎:清水 久詞
誕生日:1月29日
測尺(体重・体高・胸囲・管囲):476kg・159.0cm・185cm・20.5cm
所感
もしかすると、今のロードのトレンドからは外れてしまう1頭かもしれないのですが、すごく気になっています。
母エンジェリックレイは中央1戦未勝利で終わっていますが、レディバラードから連なる一族の一頭で、半兄にダノンバラードがいる良血馬です。一族の勝ち上がり率は高いのですよね。
実際、母エンジェリックレイも引退してから5頭を産み、未デビューの2歳馬と本馬を除いた3頭の内2頭が勝ち上がりとまずまずの繫殖成績を残しています。
ちなみに、母エンジェリックレイが種牡馬にハービンジャーを迎えたのは今回が初めてです。種付けの時期を想像するに、ちょうどブラストワンピースやノームコアがGⅠを勝つ前です。ハービンジャーの評価が本格的に見直される前の非常に良いタイミングで種付け出来たのではないでしょうか。
そんなハービンジャーは産駒にハッキリと芝向きの傾向が出ている種牡馬です。また、自身の晩成型かつ中長距離にも対応できる緩さも産駒に伝えます。
なので、母父ダイワメジャーはどちらかと言えば産駒に「筋肉の硬さ」が課題になる種牡馬ですから、実は相性的には良いのでは?と思ったりしています。
これで牡馬の中では平均的な価格である一口50,000円。「なんてお買い得!」と個人的には思います。
バシバシ鍛える清水久厩舎というのもイイですね。ダートよりも芝競走を得意にしている先生であることも心強いです。
今のところ、牡馬の第1志望は本馬に思えます。
ただ…唯一の懸念をあえて挙げるとすると、最近のロードのトレンドは『ダート馬』であることかな、と(笑)
上半期より勢いは落ち着きましたが、下半期も多くの馬達がダートで勝ち上がって出世していっています。そんな流れに逆らうのって…どうだろう?なんてことを思わないわけではありません。