ロードサラブレッド2020年募集馬の第一印象レビュー(その3)
ロードサラブレッドオーナーズの募集馬レビューその3です。会員ページでは今年の募集価格も公開されていました。
若干、全体的に価格の凹凸が無くなった気がしますが、気のせいでしょうか。消費税の増税があった分、数字のキリが良くなって「ならされた印象」を受けているだけかもしれません。
No.13 パステラリアの2019
父:オルフェーヴル
母父:エンパイアメーカー
誕生日:4/30
厩舎:栗東・坂口 智康
レディパステルから連なる一族の母パステラリアの初仔が募集されました。最近になって評価が見直されているオルフェーヴル産駒ということですが、まだまだ個人的には安打型というよりかはホームラン型の印象があります。
初仔でもありますし、牡馬に出たのは良かったと思いますが、芝とダートのどっちに向くかな…遅生まれなので、成長具合も気になります。
No.14 レディハピネスの2019
父:オルフェーヴル
母父:Montjeu
誕生日:5/8
厩舎:栗東・森田 直行
結構重い血統に思えますね。母レディハピネスの産駒はこれで7頭目になります。ずっとスピードを活かすタイプの種牡馬を付けていましたが、路線を変えてきた感があって面白いですね。
ただ、厩舎の森田先生はどちらかといえば、短い距離に強い先生なのですが…どういう狙いなのだろう?ちょっとチグハグを感じます。
No.15 ティアーモの2019
父:モーリス
母父:キングカメハメハ
誕生日:3/2
厩舎:栗東・松下 武士
本馬は母ティアーモの3番仔です。今年の募集はドゥラメンテ産駒よりも勝ち上がりが増えてきたモーリス産駒ですね。
モーリス産駒はLyphardのインブリードクロスが自然に出来るのが魅力的です。サンデーサイレンスの4*3も出来ていますし、重さと軽さのバランスもよさそう。半兄、半姉にまだ良績はないのですが、募集価格はそれなり(総額3,000万)ということでケイアイファームも自信がある一頭なのかもしれません。穴人気しそう。
No.16 ヴィーヴルの2019
父:モーリス
母父:ディープインパクト
誕生日:2/28
厩舎:美浦・尾形 和幸
ロードカナロアの半妹である母ヴィーヴルの3番仔。ディープインパクトの肌馬ということもあり、毎年それなりに人気しています。初仔がルーラーシップ産駒、2番仔がマクフィ、そして今年はモーリスになりました。
ケイアイファームからの期待という意味では、母ヴィーヴルは上記したティアーモよりも高いとは思うのですが、同じモーリス産駒なのに本馬のほうが総額が安いんですよね(総額2,000万)。
これは牡牝の差でしょうか。それとも出来の差なのかな。
ロードの売り込み文句が気になります。