ロードウィリアム(クィーンズトレイル'17)
今年産駒がデビューするエピファネイア産駒。ロードでは2頭の牡馬を募集しており、私が注目しているのはそのうちの一頭ロードウィリアム(クィーンズトレイル)です。
※写真の掲載、URL・コメントの一部転載は株式会社ロードサラブレッドオーナーズに許可を頂いております。
父…エピファネイア
母…クィーンズトレイル
母の父…ディープインパクト
注目のポイントは、なんといっても血統
募集馬ロードウィリアム(クィーンズトレイル'17)の注目ポイントは何といっても父エピファネイアがサンデー系と付けた時にできるサンデーサイレンスの3*4のクロスですよね。
この3*4のクロスが生み出す18.75%の血の量が「奇跡の血量」呼ばれていることはあまりにも有名ですが、日本の競馬を変えてしまったと言われるサンデーサイレンスと自然にクロスを作れてしまうのはエピファネイアの最大の魅力です。ましてや、エピファネイアの母は名牝シーザリオですから。
ホットリバー的にはエピファネイアが種牡馬として一定の成功を収めないのはちょっと想像が出来ないくらいです。
とはいえ、生産者の方も当然それを分かったうえでエピファネイアに牝馬をつけていくわけですから「サンデーのクロスだ、わっほい!」とすぐ飛びつかないで自分なりに考えてみるのが大事。特に初年度産駒は特徴を掴みながら競馬に使われていくものですしね。
エピファネイアの戦績から産駒を予測してみる
エピファネイアは1,800メートルを使われたのは新馬戦の一回のみ。それ以外はすべて2,000メートル以上を使われ、GⅠ勝ちは菊花賞、ジャパンカップという中距離~長距離を得意とした馬でした。
私は特にジャパンカップをよく覚えてますね。スミヨン騎手に導かれてあのジャスタウェイを4馬身ちぎったのはぶったまげました。切れ味はもちろんありましたが、力強く先行して押し切るような横綱競馬をしていた印象があります。
そのあたり、ロベルト系の牡馬らしさが出ているのでしょう。きっと牝馬よりも牡馬、芝はこなすけど、実はダートのほうが得意。そんな馬が代表産駒になったりするでしょう。
…といまは思ってます。来年の今頃、大外れで赤っ恥かもしれませんが(笑
ロードウィリアムはどんな馬になるか?
そういう見方で見ると、募集馬ロードウィリアム(クィーンズトレイル'17)は牡馬ですから非常に良い!しかも、本馬はサンデーサイレンスのクロスに加えてサドラーズウェルズ4×4のクロスも持っています。
ロードのパンフレットでは、「日本ではちょっと重め」というコメントも出ていましたが、「エピファネイアの代表産駒はダートで出る」と予想している身としてはまったく問題ないコメントです。
厩舎は高柳瑞樹調教師。明治大学の馬術部の天才と言われた先生ですよね。ご自身が調教を付ける若手の先生。厩舎の傾向として、芝よりダートで勝ち星が多い厩舎ですからこれもプラスです。
出資に向けた懸念点は…
ただ、私がすぐに出資に踏み出せない理由が1つだけ。
パンプレットと育成段階のコメントで
「現状は芝向きの非凡なスピードが感じられる」
「どちらかと言うとスピードに秀でたタイプ」
といったコメントが出ていることなんですよね。
芝で活躍が見込めるというのはもちろんウェルカムなのですが、ホットリバーが考える「エピファネイア産駒の活躍イメージ」「高柳厩舎の強み」とは一致していないのです。
今後、育成が進むにつれて「芝ダート兼用」とか「スタミナにあふれた」とかそんなコメントが出てこないか注目しています。
■ロード募集馬URL
https://www.lord-to.co.jp/boshuba.html
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