JRA2019年リーディング情報が確定
28日に中央開催が終わり、各種リーディング情報がJRAの公式HPで公開されております。
■参考↓
ジョッキーや調教師の情報など、去年までと同じくチラ見程度にチェックをしているのですが、今年はもう一つ気になっているリーディング情報がありました。
それは、JRA2019年リーディングサイヤー(2歳)のリーディング。
昨年一口馬主にデビューしたこともあり、種牡馬や配合などの競馬ニュースが今まで以上に気になるようになっていましたが、この情報は絶対に見逃せません。また、夏ぐらいに「今年は新種牡馬が凄いのでは?」みたいな記事を書いていたこともあり、実際のところどうなのか、結構気になってもいたのです。
■参考↓
結論から書くと、今年はやはり、新種牡馬が躍進してましたね。
キズナとエピファネイアが5傑に食い込む
詳しくはJRAが公開しているPDFに載っていますが、10位までの順位は以下の通り。
※順位は賞金準ですが、ご参考までに勝ち鞍数も併記。
1位…ディープインパクト(52勝)
2位…ハーツクライ(22勝)
3位…キズナ(33勝)
4位…ダイワメジャー(22勝)
5位…エピファネイア(31勝)
6位…ロードカナロア(24勝)
7位…ヘニーヒューズ(23勝)
8位…キンシャサノキセキ(20勝)
9位…オルフェーヴル(20勝)
10位…スクリーンヒーロー(16勝)
3位と5位に、新種牡馬2頭がランクインしています。1位は不動の大種牡馬ディープインパクト、2位はこれから円熟期を迎えるハーツクライなので順当。
しかし、キズナが3位に入るとは。おどろきました。函館2歳ステークスを勝ったビアンフェが重賞勝ちを上げ、阪神JFで2着に入ったマルターズディオサもいるなど、粒もそろっています。
ちなみに、勝ち鞍の数ではハーツクライを抑えて、ディープインパクトに続く2位(33勝)です。
それに加えてキズナ産駒は出走頭数も123頭とリーディングに掲載された116頭の中で唯一の3桁。出走回数も2位のルーラーシップ産駒に100回弱の差をつけて323回を数えるなど、非常に仕上りが早いことがうかがえます。馬体が大きい産駒が多いのに仕上がるのが早いのはすごいなあ。
5位のエピファネイアはやや勝ち上がりで苦戦する産駒が多くなったため、伸び悩んだ傾向に。秋冬に入って、中距離の未勝利で出走が増えたのに勝ち上がれないのは予想外でした。ロベルト系らしい重さが仇となっているのでしょうか。
勝ち鞍(31勝)は決して少なくないので、大物がまだあらわれていないせいもありそう。
とはいえ、上記も難癖みたいなもの。だって、この世の春を謳歌するロードカナロア(6位)を抑えていますからね。立派の一言。エピファネイアも前途は明るそうです。
巻き返されたリアルインパクトとマジェスティックウォリアー
一方、9月にリーディングを見た時点では勢いがすさまじかったリアルインパクトと以外にも芝で産駒が走っていてマジェスティックウォリアーはどうかというと
リアルインパクト…16位(11勝)
マジェスティックウォリアー…23位(11勝)
と少し先輩種牡馬たちに巻き返されてしまった感があります。
・リアルインパクトのライバルはダイワメジャー、キンシャサノキセキ、
・マジェスティックウォリアーのライバルはヘニーヒューズ
と見立てていましたが、その上位陣はしっかりと10傑に入っています。
上位の壁は厚かったというところでしょうか。
キャラクターが似ている先輩種牡馬と繁殖牝馬の奪い合いになるのは種牡馬の世界厳しさそのものです。
来年以降、ミッキーアイル、イスラボニータといったマイル路線で競合しそうな馬もいるだけに未勝利での勝ち上がりには注目したい。
特に個人的に出資を考えている『ルアンジュの2018』の父であるマジェスティックウォリアーが未勝利のダート路線でちゃんと勝ち上がれるかは見ておきたいなあ。
種牡馬戦国時代の幕開け(?)
2019年に種牡馬勢力図が塗り替わるなんて書きましたが、ディープインパクトとキングカメハメハという巨星亡き今、その流れは止まりそうにありませんね。
種牡馬戦国時代の幕開けとなった、みたいな。
…強引に大みそかっぽく締めてみました。ヘタクソです。
皆様、よいお年をお迎えください。