馬名の響きが印象深かったココロノアイ
先日、ユニオンで出資している『アルーリングハートの2018』の馬名が決定しました。その名もイルクオーレ。イタリア語で「心」という意味だそうです。ちょっとキザだけと、良いネーミング。気分が上がります。
母アルーリング「ハート」⇒「心」⇒「イルクオーレ」という発想力が見事です。
で、『ココロ』で『馬』と聞いた時にふいに胸に過った馬の名前が。
今あの馬はどうしているのだろう…と思って調べてみたというのが今日のレビュー。『ココロノアイの2018』です。
『ココロノアイの2018』(牝馬)
馬名:ルージュアドラブル
父:ロードカナロア
母:ココロノアイ
母父:ステイゴールド
厩舎:国枝 栄
生産者:酒井牧場
POGで気になるポイント
当時はまだGⅢだったチューリップ賞と開設3年目のアルテミスステークスを制したココロノアイ。その初年度産駒が誕生と聞くと、なんだか時の流れを感じます。
ココロノアイがチューリップ賞を制した2014年当時は「ステイゴールドの産駒の活躍馬は牡馬に偏る」なんて説がまとこしやかに囁かれていました。
それを覆したのがココロノアイだと個人的には思っています。走りながら馬体を成長させていく成長力。前向きな気性。そして、特徴的なネーミング。とても好きな馬でした。
引退した後は自身の出身牧場でもある酒井牧場に戻っていたのですね。迎えたお相手がロードカナリアというところに、牧場からの期待を感じる。人間の勝手な想像ですが、幸せな引退後のようです。
ロードカナリアは産駒がデビューして今年でわずか4年目。配合的にはまだまだ手探りの状況ではありますが、母父サンデー系は大物を多く出しています。
父ロードカナロア×母父ステイゴールドの組み合わせは例がありませんが、これから増えていく中で本馬はその先駆けの一頭になるでしょう。距離的には2,000メートルまで欲張れれば御の字ですが、一番良いのは1,600メートル前後かな。母ココロノアイは7月にデビューしていますし、初夏の新馬戦でも楽しめそうな血統ですね。
あえて心配するのであれば、あまり相性が良くないと言われているデインヒルをココロノアイの牝系から引いていることですが…
また、「あれっ」と思ったのがその馬名。
本馬は東京サラブレッドクラブから募集されているのに…『レッド』の冠が付いていないぞ?、と。
で、調べてみたら東京サラブレッドクラブは今年から牝馬には『ルージュ』の冠を付けることにしたんだとか。へー、知らなかった。
英語のレッド(赤)からフランス語のルージュ(赤)にということですかね。意図はよくわかりませんが、洒落てます。
ブログ主が所属するロードで牝馬から『レディ』の冠が無くなって久しいですが、東サラの新しい『ルージュ』の冠を知らしめる馬になってほしいものです。
…単なる応援記事になってしまいましたが、本馬はPOGでももちろん要チェックです。