今年はビックネームの引退が多い
大きくは2つ。牝馬が繁殖に上がるために引退する2月~3月、その次は未勝利をかち切れなかった馬が中央抹消される8月~9月でしょうか。その他は確たる時期はない。サラブレッドそれぞれの事情に応じて引退していくのが通例です。
ただ、サラブレッドに関わる調教師にとっては、大きな区切りは1年に1度。引退する調教師と新規開業する調教師が入れ替わる2月がその時期です。
毎年、引退する先生の名前を見ると「あー、この先生も…」と呟いてしまうものですが、今年はビックネームが多いですね。呟きも多くなります。
松田先生も、西浦先生も、石坂先生も…
引退される先生は7人。先日、「さらば愛しき競馬」を読了した角居先生の勇退を合わせると、全部で8人が引退・勇退されます。
どの方の功績が大きいものがありますが、ブログ主が競馬をはじめた2010年前後に実績馬を出していた先生の引退は印象深い。
例えば、石坂先生。小倉2歳ステークスを勝ったエピセアロームはPOG指名馬で初めて重賞を勝ってくれました。2011年にはジェンティルドンナが牝馬三冠。2歳~3歳戦の牝馬の活躍が際立っており、POGにおける安心感がありました。シンハライトでは周りに指名されてコテンパンにやられたなあ。
また、西浦先生は外せません。今週末に出走をしているロードグラディオ、そして2歳馬のロードエルピスを管理してくれています。まだまだ母数が少ない零細一口馬主のブログ主ではありますが、管理してもらった出資馬2頭のうち、勝ち上がり2頭。勝ち上がり率100%!
個人的な信頼感は100%でした。初GⅠ出走も、初オープン入りも西浦先生に管理してもらったからこそ…と感謝感謝です。
さらに、松田国英先生は実績だけではなく、競馬界に「マツクニローテ」という概念を生み出したという意味でも功績は特筆すべきものがありますよね。牡馬を鍛え上げることに長けているという印象が強かったですが、ダイワスカーレットという名牝もマツクニ厩舎でしたか。
また、友道康夫、角居勝彦、高野友和、村山明という後継の調教師を育てているのも素晴らしい。
最近、開業予定の先生は藤沢和雄先生の元で研修されるというニュースをよく耳にしますが、名調教師の元で次の名調教師が巣だって行くのはドラマを感じます。
先生方、お疲れ様でした。
2月最終週で引退する先生方の馬が出走したら買ってみようかな、そんなことを思っています。激走するパターン、意外と多いですしね(笑)