インゼルサラブレッドクラブに出資申込
先日に引き続き、インゼルサラブレッドクラブに申し込んだ馬に関してのレビューです。
ノーザンファームの募集馬には人気が集まりそうで、「初年度から抽選では…?」なんて声もチラホラ出ています。本馬も人気するとは思うのですが、抽選結果は祈るほかありません。『エレクトラムの2020』です。
○概要
募集馬名:『エレクトラムの2020』
父:ダイワメジャー
母:エレクトラム
一口価格:36,000円
預託厩舎:手塚貴久厩舎(美穂)
○コメント・所感
本年度のインゼルサラブレッドクラブで募集されているノーザンファーム生産馬の中で、ボーナスプライスの一頭だと思っています。
母エレクトラムは北米で3勝をあげており、そのうちの2勝は北米の重賞( ジョンCメイビーS・ダウイジャーS)です。前者は芝の9ハロン、後者は芝の12ハロンのレースですから、長距離のタフなレースに対応できる馬だったようですね。
引退後は来日し、ノーザンファームにて繫殖入り。半姉にはチュウワエンジェル(父ハーツクライ)とジャパンブルー(父モーリス)がいますね。サンデーサイレンス系の種牡馬を付けつつ、産駒の適距離をさぐるような配合をしてきているのでしょうか。まだ母自身が若いので、色々試しているのかもしれません。
なお、配合の印象的には、父ダイワメジャーを迎えた本馬エレクトラムの2020が一番好み!ダイワメジャー×Sadler's Wells系は、例えばメジャーエンブレムのように当初の評価を覆すような大物を出しますし、マイルで安定して勝利を挙げてくれる馬が多いですからね。
パンフレットのコメントをみても、活躍の舞台はまさにマイル路線を狙っている模様。中距離もというのはちょっと欲張りな気もしますが、母の血統を考えればあながち間違ってもいない。夢は広がります。
一方、これだけプロフィールが揃った馬でありながらこの価格設定に落ち着いたのは…やはり馬体でしょうか。
3月2日という標準的な誕生月なのに、馬体重が400キロちょっとというのは如何にも寂しい。体高的にはもう少し成長の余地がありそうですが、管囲19センチというのは芝馬でもギリギリの細さ。怖さはあります。
フィエールマンはじめ、体質面で扱いの難しい馬を出世させてきた手塚厩舎に預託されていることからも、ガンガン連戦タイプではないのは想定したほうが良さそうです。戦い方は一戦必勝でしょう。デビューも遅くなると、2歳戦はやきもきしそう。そんなリスクも覚悟しての出資申し込みです。