- 夏の始まり
- JRA2歳戦初めての重賞、それが函館2歳ステークス
- 短距離系の種牡馬と見えるのは7頭
- 新種牡馬の評価が変わりかねない一戦になるかも
- 余談:ユニオン2019年募集馬【リヴァプールの2018】があと60口
夏の始まり
夏の始まりを告げるものというものは人それぞれありますよね。梅雨明けと時を同じくして訪れる台風、ソフトツイストを全面に押し出し始めたマクドナルド、如何にもステマっぽい花火大会の割引券の配布。
…書き出してみるとどれも自分が感じる夏の始まりは年を経るごとに矮小化されている気が。。。星空を見上げて夏を感じるような街で育ってきていませんからやむなし。
まあ、相変わらず変な書き出しですが、明日はJRA夏競馬の始まりを感じさせる重賞が開催されます。そう、函館2歳ステークスです。
JRA2歳戦初めての重賞、それが函館2歳ステークス
ダービーの翌週から始まった新馬戦。すでに完成度が高い2歳馬達が続々とデビューしていますが、そんなデビューを勝利した馬たちが狙ってくる最初の重賞になります。だいたいの馬たちが新馬勝ちからのエントリーしてくる一戦で、超絶に予想が難しいことが有名ですね。なんなら新馬戦より予想が難しいと思います。
一度、POGで指名していたモンドキャンノが出走する時に、函館競馬場に足を運んだことがありました。
ただ、馬券は半笑いで買った記憶があります。
「とりあえず、短距離の種牡馬の子供を買っとくか」とみたいな感じで現地に行ったら「いや、ほとんどそうじゃん」というオチになって10秒で詰んだという…
ただ、今年の出馬表を見ると今年は事情が違って見えます。
短距離系の種牡馬と見えるのは7頭
出馬表をざっと眺め、16頭のうち芝の短距離をはっきりと得意にしている種牡馬の産駒だと思えるのは
ヤマメ(父パイロ)
レッドヴェイパー(父キンシャサノキセキ)
タイセイビジョン(タートルボウル)
マンバー(ジョーカプチーノ)
バブルガムダンサー(父パイロ)
あたりでしょうか。これを多いとみるか、少ないとみるか。ちなみに、モンドキャンノが出走した時の函館2歳ステークスはキンシャサノキセキ産駒だけで3頭いました。
で、面白いなぁと思うのは、キズナ産駒とエピファネイア産駒という、今年の新種牡馬路線でガチンコで戦う種牡馬の産駒がエントリーしてきていることなんです。
ビアンフェ(キズナ)
スマートカーリー(エピファネイア)
新種牡馬の評価が変わりかねない一戦になるかも
何度も書くように、函館2歳ステークスは2歳戦で初めての重賞です。それだけに出走に前向きな陣営は積極的に使ってくる傾向にあります。ですが、この時期の2歳馬の距離適性というのはどうしてもつかみにくいもので、それは馬券を買う我々も調教師の先生方も程度の差はあれど同じはず。そんな時、誰もが最大のヒントと考えるのが血統であるとブログ主は思います。
だからこそ、キズナとエピファネイア、それぞれ「短距離戦で活躍を見込んで」種付けをした生産者は少数派であろうはずなのに、その種牡馬たちの産駒が函館2歳ステークスにエントリーしてきたことに驚きを感じます。
この一戦でビアンフェかスマートカーリーが勝ったりしたら「キズナ産駒(ないしは、エピファネイア産駒)はもしかして短距離向き…?」なんてイメージが付加されることも、十分考えられると思うんですよね。ディープインパクトが種牡馬デビューした年にリアルインパクトがマイルGⅠ安田記念を勝った衝撃が「ディープインパクト・マイル種牡馬説」を産んだくらいですから。
もちろん、ビアンフェの母ルシュクルは優秀な短距離馬を産む名繁殖牝馬ですから、例外は「エピファネイア産駒だけじゃん」という見方もありそうですが。スマートカーリーの場合はロベルト系牝馬なので2歳重賞を勝つだけでも画期的です。
明日は家にいるつもりですので、じっくりテレビ観戦してみたいと思います。
ブログ主が本命にするならレッドヴェイパーかな。キンシャサノキセキ産駒かつ、一流短距離生産厩舎である安田厩舎となれば、買わない理由もないですもんね。
余談:ユニオン2019年募集馬【リヴァプールの2018】があと60口
キンシャサノキセキ産駒産駒といえば、ユニオンの2019年募集馬である【リヴァプールの2018】があと60口未満になっています。募集価格75,000円。マイ出資馬レビューでは第2位ですが、悩む。。。超悩む…