キャロット出資で狙うはやっぱりクラシック
毎年のクラシック戦線を席巻するのがノーザンファーム。
そのノーザンファームの一口クラブ筆頭と言えばキャロット。
つまり、キャロットで出資するのであれば、夢じゃないのがクラシック制覇です。
となれば、既存会員の方に人気するのはクラシックを意識した配合馬…のはず。
そう考えれば、本馬は一番人気とはならない、とは思うのですが。。。でも、新規会員には申し込みのチャンスは無いかな。『サダムグランジュテの19』です。
ナンバー29:サダムグランジュテの19(牝馬)
概要
母:サダムグランジュテ
母父:キングカメハメハ
一口価格:40,000円
預託厩舎:関東
コメント・所感
母サダムグランジュテは現役時代に30戦。ダートの1,200メートルから1,400メートルで5勝をあげてオープンクラスまで出世しました。
オールマイティ種牡馬キングカメハメハ産駒とはいえ、さすがにキングカメハメハ産駒では珍しい部類に入る適性を示した馬ですね。
自身の血にサンデーサイレンスが入っていないということで、引退してからは当然ながらサンデー系種牡馬の子供を5頭産んでいます。
ちなみに、その馬達はみなシルクで募集されていますが、本馬は初めてキャロットで募集されています。こういうパターンもちょくちょくあると、最近シルクやキャロットの募集馬をチラ見するようになって学びました。
ただ、繫殖に上がってからはまだ代表産駒と言えるような馬を出せてはいないですね。まだまだこれからといった形でしょうか。
ステイゴールドやスクリーンヒーローを付けて距離を伸ばそうとしたり、ゴールドアリュールやヘニーヒューズをつけてダートを強化しようとしたり、生産側も意欲的に試行錯誤している様子がうかがえます。
で、今回付けたのはキンシャサノキセキ。狙いは短距離路線でしょう。芝・ダートの勝ち鞍の割合では実はダートの勝ち鞍が多いキンシャサノキセキは母にピッタリ。もうちょっと母サダムグランジュテ自身のクロスが強かったりすれば、さらに良かった気もしますが…でも相性が良いDanzigの血もありますね!
非常に安心感がある配合で、中山やローカルなどのダートコースは鉄板の配合に思えます。勝ち上がりは固く、長く楽しめそう。
とはいえ、3歳クラシック路線とは無縁の馬に思えるのもまた事実。
フジキセキの後継種牡馬であるイスラボニータ初年度産駒も募集開始となり、相対的に新鮮味が薄れていますし、きらびやかなキャロット募集馬の中では地味な部類に入ります。
兄姉にまだ実績がないこともあり、比較的安価な価格設定になったのでしょう。
まあ、それでも一定の人気はありそうなプロフィール。そろそろ、と思わせる何かも感じます。
短距離馬、ダート馬が大好きなブログ主はこういう馬に出資したいと常々思っていますが、新規会員に回ってくるかな…
無理でしょうね。無念。