母馬優先以外は可能性が高い…とも限らないけども。
キャロットの母馬優先制度。
引退後に必ずしも母の仔が募集されるとも限らないのですが、非常に有用に機能していますよね。やっぱり、思い入れがある母の仔には出資したいですもん。
最初はどこのクラブが始めたのかは知らないのですが、「キャロットと言えばOur Blood」というくらい、キャロットは母馬優先制度の先駆けの印象があります。
なので、新規入会を目指す身としては、そういった母馬優先以外の馬を狙っていくのが良いのかなと思い、今日もそんな馬を探して見ます。
例えば、本馬とか。『スペルオンミーの19』です。どうだろう。
余談:ちなみに、ロードにも一応、母馬優先ありますが、そもそも抽選満口が年に2~3頭なので、あまり機能していません。はは、哀しいのか嬉しいのか。
ナンバー25:スペルオンミーの19(牝馬)
概要
父:ルーラーシップ
母: スペルオンミー
母父:ダイワメジャー
一口価格:45,000円
預託厩舎:関東
コメント・所感
適性はどこだろう。
それが本馬のプロフィールを見た時に思った印象でした。
母は現役時代に浦和での交流重賞を含めてダートで3勝。ダイワメジャー産駒の牝馬らしく、500キロ超の立派な馬体を誇っていました。芝でも何度か走っている(2着もある)ように、適性アリと思わせる何かがあったのでしょうね。
距離的にはマイルまでに良績が集中していますので、その辺りはわかりやすいダイワメジャー産駒だったのではないでしょうか。
引退後は2頭仔を生んでいまして、本馬は2番仔になります。
初仔はエピファネイアをつけていたところを見ると、「ダート馬が欲しい」と思ったのかも。となると、ルーラーシップを付けた本馬は「芝馬が欲しい」と思ったのかな。
…まあ、ルーラーシップの父キングカメハメハはMr.Prospector系であるので、「芝・ダート兼用」が狙いでしょう、きっと。
実際、血統表を見ると非常にバランスが良いです。芝でもダートでも両方をこなせそうな印象を受けます。
一方で、これほど日本で良績がある主流血統を集めてきているため、本来の適性はどこにあるのかが読みにくい馬ともいえるのかもしれません。
まあ、ルーラーシップは自身の血にサンデーサイレンスがないゆえ、こういう配合馬が多いのは置いておくとしても、、、
距離的な面でもそれは言えます。
母スペルオンミーの母父はStorm Catですので、まずは短距離向けのスピードにイメージがいきますが、本馬の場合はノーザンテーストの12.50%をクロスがあり、何より父ルーラーシップのおかげで長距離の血の印象が強くなっています。
一体、どのあたりの距離が得意なのでしょう。1000メートルや3000メートルはないにしても、1,200メートル~2,200メートルくらいなら、こなしてしまう気もしてしまう。
ブログ主は本当は適性がはっきりしている馬(短距離馬やダート馬)が好みではあるのですが、キャロットの既存会員の目がそういった馬たちに向き、相対的に何となく人気が無くなった結果、本馬に出資するチャンスが回ってこないかな…なんて思っています。