キャロットの気になる噂
キャロットの入会に向け、勝ち上がり率は新規会員が選ぶ馬でも見劣りしないと前回調べてことでわかりました。
(参考:https://www.hot-river.net/entry/carrot_3)
今日はキャロットに関して気になっている噂を調べたいと思います。それは以下2つです。
・毎年、キャロットの募集価格が上がっている
・高い馬じゃないと走らない
どちらも私のような零細一口馬主にとっては致命的な噂です…
ただ、所詮は入会をしていない部外者ですので調べてみないとわからない。というわけで、一口馬主御用達の一口馬主データベースを元に実際のところどうなのかを見てみました。
毎年、キャロットの募集価格が上がっている、のか?
まずは以下の表を見てください。キャロットの2歳世代から6歳世代の平均募集価格と一口価格です。地方馬は除きます。
世代 |
現6歳 |
現5歳 |
現4歳 |
現3歳 |
現2歳 |
平均募集金額(万円) |
2,674 |
2,690 |
3,233 |
3,170 |
3,603 |
平均一口価格(万円) |
6.7 |
6.7 |
8.1 |
7.9 |
9.0 |
確かに、上記を見ると、ここ5年の間に平均の一口価格が2万円近く上がっています。これはかなりのインパクトがある数字です。特に9万円はブログ主の予算感を完全にオーバーしています。
ただ、ポイントなのは上記の数字が「平均」であるということ。テストの平均点のマジックと一緒なのですが、平均点80点のテストがあった時、みんなが80点を取っているわけではないです。多くの場合、20点取る私みたいな奴がいたり、100点取っちゃう秀才がいたりするわけです。一部の秀才が平均点を底上げしていることは往々にしてあります。高校時代にそのせいで何度化学と数Ⅱ・Ⅲで赤点を取ったことか。
ブログ主にとって大事なのは一口の一頭辺りの予算感である「7万円代」の馬が減っているか否か、です。
というわけで、「7万円代=募集額3,000万まで」の馬の増減を調べた結果がこちら。
世代 |
現6歳 |
現5歳 |
現4歳 |
現3歳 |
現2歳 |
7万円代の馬 |
57頭 |
62頭 |
55頭 |
53頭 |
49頭 |
あ、減ってる(苦笑)
なるほど。確かに噂されている通り、平均的に募集価格が上がっているのは間違いないみたいです。それも一部の馬が上がっているだけではなく、じっくりと全体が上がっているのが真実なのかも。
これは結構私には重い事実だなあ…世代80頭前後というラインは変わらない中、出資出来る馬の選択肢は減ってしまうということですので…
高い馬じゃないと走らない、のか?
全体的な金額感が上がるがゆえに出ている噂だと思うのですが、キャロット会員の方のブログなどを拝見すると、「15万以上じゃないと期待しちゃダメ」みたいな言葉飛び交っていたりします。勝ち上がり率は5割以上のキャロットではありますが、出世率は金額に影響しているのでしょうか?
今度は獲得賞金額を調べたほうがよかろう、ということで現3歳から現5歳の獲得賞金額の10傑を調べ、その平均一口価格、代表馬、代表馬の一口価格を調べて表にしてみました。
世代 |
平均一口価格 |
代表馬 |
代表馬の一口価格 |
2016年(現3歳) |
11.85 |
サートゥルナーリア |
35 |
2015年(現4歳) |
9.35 |
メールドグラース |
7 |
2014年(現5歳) |
12.55 |
15 |
あー、これも3世代を見ると、事実のようですね。そもそも、15万円を高いと思うか否かという議論にはなってしまうのかもしれませんが、10傑の平均一口価格は各世代の平均一口価格を数万円レベルで上回っているというのは事実のようです。
キャロットクラブの値付けの正確さが素晴らしいのかな…期待馬が期待に応えているということですからね。
でも、この情報もブログ主にとっては重い情報です。
結論:2つとも事実。ただ、捉えようはある。
所詮は部外者の簡単な調べ方に過ぎませんが、私には2つの噂は事実ではあるように見えます。ただ、あとはその捉え方です。
例えば、「高い馬が走る」ということに関しては、「キャロットの世代10傑≒半分は重賞馬」という考え方もあります。一口馬主を10年続けても重賞馬の出資者になったことのない方のほうが大多数なわけで、そう考えれば「乾坤一擲の出資」というのも当然楽しみ方としてはあるでしょう。
…いや、でも、ブログ主はそれでも7万円代以上は出せないなあ。うーん。新規入会に向けて悩むポイントが出来てしまった。
ブログ主の楽しみ方は「長く現役を続けてくれれば嬉しい」という観点があるので、長く現役を続ける馬の平均価格とか調べてみようかな、と首を捻ったりしています。