キャロット2021年募集馬レビューその⑮
キャロットの2021年募集馬のレビュー、今日はその⑮『グローバルビューティの20』です。
アルゼンチンで活躍した牝馬が日本に来日するのはトレンドになりましたね。その道を切り開いたのはサトノダイヤモンド(母マルペンサ)でしょうか。地球の裏側の国の馬場が日本馬場と非常に相性が良いのは面白い事実だと思います。
本馬の母グローバルビューティもまたアルゼンチンのGⅠ馬。ワクワクです。
○概要
募集馬名:『グローバルビューティの20』
父:Gun Runner
母:グローバルビューティ
母父:Global Hunter
一口価格:65,000円
預託厩舎:栗東
○コメント・所感
母グローバルビューティは前振りに書いた通り、アルゼンチンで活躍。アルゼンチン1000ギニー大賞典(GⅠ)2着や、エンリケアセバル大賞典(GⅠ) 2着といった実績も光りますが、最も輝かしいのはアルゼンチン銀杯GⅠの勝利でしょう。
アルゼンチン銀杯はアルゼンチンの芝2,000メートルで行われるGⅠで、それこそサトノダイヤモンドの母でもあるマルペンサが勝ったことでも有名です。母グローバルビューティはその実績を買われて来日したと思って間違いないでしょう。
来日時にはGun Runnerの仔を受胎しており、日本に来てから出産しています。それが本馬です。
父Gun Runnerは産駒こそ日本であまり馴染みがありませんが、アメリカでブリーダーズカップ・クラシックを勝ち、ドバイワールドカップでも2着。北米のダートGⅠを5連勝して自ら花道を飾って引退しています。ダートの9ハロン戦の鬼ですね。
この父と母の仔ですから、大物を期待したくなりますね。インブリードクロスは双方から持ち寄る形でそこまで濃くはありませんし、芝とダートのどちらに出るかはわかりませんが、、、順当に考えればダートのほうでしょうか。父Gun Runnerの母系に入っているStorm Cat~Giant's Causewayのラインが気になります。
おそらく、今回は遅生まれの5月21日生まれ、かつ、初仔の牝馬でダート向きということもあって金額は抑え目ですが、ポテンシャルは抜群。
新規会員にチャンスはあるかな…