キャロット2021年募集馬レビューその⑪
キャロットの2021年募集馬のレビュー、今日はその⑪『ワシントンレガシーの20』です。美穂に入厩予定の気になる馬は今回が最終回です。
来年、産駒がデビューする予定のリアルスティール。父ディープインパクトに加え、祖母がKingmanboと全妹という世界レベルの良血馬でもあるので、産駒への期待が高まっています。
本馬はそんなリアルスティール産駒。注目です。
○概要
募集馬名:『ワシントンレガシーの20』
父:リアルスティール
母:ワシントンレガシー
母父:クロフネ
一口価格:55,000円
預託厩舎:美穂
○コメント・所感
母ワシントンレガシーは現役時代にダートで3勝。一部の上級馬を除いてはダートに適性を示すクロフネ産駒らしい活躍をした馬でした。近親にはミッキードリームがおり、曾祖母スプリングコートは半兄にサクラバクシンオーがいるという筋が通った血統馬です。
サンデーサイレンスの血も薄く、スウェプトオーヴァーボードもDeputy Ministerも血統内に持っているということで配合相手は選ばないタイプ。例えば、オルフェーヴルなんてすごくピッタリだと個人的には思ったりするのですが、相手に迎えたのはリアルスティールでした。
おそらく、母ワシントンレガシーにとって本馬が初仔ということもあり、
1.アウトブリード主体の配合できる
2.新種牡馬の中で馬格に優れている
3.2歳戦から活躍できる早熟の血を持つ
リアルスティールを相手に選んだのではないでしょうか。
なお、上記はお察しの通り、いつもの妄想です。測尺をみないと結果はわかりません。
今回、配合的にはアメリカ血統が大分強まっています。リアルスティール自身は芝で安定的な活躍をした優等生でしたが、ダートでの活躍も期待してもいいプロフィールに仕上がったと思います。あまり父リアルスティールのイメージに引っ張られないほうがいいかも。
適性距離に関しては、、、マイルでしょうか。芝でもダートでも、先行よりかは差し脚を伸ばしていく戦い方をしそうな気がします。
初仔の牝馬ということもあって募集総額は抑え目ではありますが、リアルスティールのポテンシャルを考えれば、非常にお安い価格。新規会員にはチャンスは無さそうなイメージです。