キャロット出資候補馬、評価レビューその⑤
申し込み検討の5頭目。
今日からは既存会員の母馬優先制度の対象馬。ということは、おそらくは取れないであろう募集馬たちなのですが、新規会員の枠の中で出資出来る枠が残っていることを期待してダメ元で申し込みをしたい馬たちです。
今日はハービンジャー産駒の「エカルラートの18」です。今まで過去記事であれだけハービンジャー、ハービンジャー言っておいてこの馬に触れないのはカッコ悪いという私の心情をお察しください(笑)
ナンバー26:エカルラートの18
概要
父:ハービンジャー
母:エカルラート
母父:ハーツクライ
一口価格:60,000円
預託厩舎:関東
コメント・所感
母エカルラートはキャロットで募集され、7戦して未勝利のまま引退。デビューが年明けで、勝ち上がれなかったものの未勝利では2着1回、3着1回と惜しいレースもありました。なんだか、いかにもハーツクライ産駒の牝馬という勿体ない成績。
母エスカラートの母スカーレットローズは名牝スカーレットレディを産んだ名牝。母エカルラートも筋が通った血統の馬ですので、その当時ももし勝ち上がってさえいれば…という馬に思えてなりません。
繁殖に上がってからは6頭の子を産み、仔出しは非常に良いようです。ただ、2つ上の半兄であるスズカカナロア(ロードカナロア産駒)が中央で1勝をあげていますが、まだ目立った勝利をあげた子供はいません。
母エカルラートが迎えた父をあげてみると、ワークフォース、ファルブラヴ、クロフネ、ロードカナロア、ノヴェリスト。毎回相手が変わっているのですが、イメージとしては「ダート向きの種牡馬をつけてきた」と私には思えます。確かに、母エカルラートの半姉スカーレットレディはダノンリバディ、キングスエンブレム、ソリタリーキング、など素晴らしいダート馬を輩出しているわけですから発想としてはわかります。
ですが、母自身は唯一走ったダートで10着とまるっきりの成績で、むしろ1,600メートル以下の短めの芝を走っていた馬でした。もしかすると、ダートを得意とするパワー系種牡馬だと、母エカルラートと長所を打ち消しあい、合わなかったのかも…
そう考えれば、ハービンジャーは圧倒的に芝向きの種牡馬ですから面白い、そう思えるのです。
(参考ハービンジャー産駒の検討:https://www.hot-river.net/entry/Harbinger)
血統面は詳しくはないのですが、ハーツクライが父になった場合、母型に欲しいDanzigの血をハービンジャーが持っているのもいいと思いますね。
それと、本馬の母父ハーツクライはサンデーサイレンス系の種牡馬の中では持続力系の種牡馬で、それを支えるのはLyphardです(そうらしい)。で、ハービンジャーも母からそのLyphardを持っています。
ですから、本馬は先行粘りこみを得意にする芝の先行馬になるのではないでしょうか。中山の京成杯、大きく言えば道悪になりがちな皐月賞などを意識したくなります。
金額は少し高いかな…という気がしますが、出資出来るなら全然OKの金額感。人気が出るかどうかが気になるところです。