ロードの看板馬
先日、私が考えるインゼルの看板馬を紹介したので、今日はロードの看板馬の紹介です。
種付料1500万を誇るロードカナロア産駒を「これでもか!」とラインナップしているロードサラブレッドオーナーズ。
2歳世代にも注目馬が沢山いるのですが、高額なこともあって満口になっているロードカナロア産駒はなんと本馬だけ。
ワイルドココの2020です。
『ワイルドココの2020』(牡馬)
父: ロードカナロア
母: ワイルドココ
母父:シロッコ
厩舎:友道康夫
生産者:ケイアイファーム
〇POGで気になるポイント
毎年注目が集まる母ワイルドココの産駒です。お金があれば、是非出資したいと思っているのですが、今年も手が届きませんでした(笑)
母ワイルドココはイギリスで重賞を3勝。パークヒルS(G2)、リリーラングトリーS(G3)、リリーラングトリーS(G3)という比較的長めの距離で活躍しました。
トレヴの2着となったヴェルサイユ賞は今年もパンフレットでアピールされていますが、確かに見事なレースぶりです。
繁殖に入ってからも、産駒の勝ち上がり率は非常に高い。出世しきれないのが惜しいところですが、激しい気性がその原因かもしれません。全姉のヴェルトハイムも友道先生の元で適性距離を伸ばそうと頑張っています。
今回、本馬そんな母の待望の牡馬産駒ということになります。
配合的にはアウトブリードに近い配合です。ロードにして珍しい(ボソッ)
体質に不安要素がなさそうなのはPOG的には大変重要です。実際、ロードのHPによると、8月に馴致を実施していて過程は順調そのもの。既に馬体も514キロと立派で、ダイナミックなフォームが注目を集めています。母の産駒は新馬での勝ち上がりが多いのも心強いですね。
我の強さがあるというコメントもありますが、距離をこなせるという牧場側の意見を考えれば、まさにPOGのクラシックディスタンスで活躍できるのではないでしょうか。
ちなみに、芝かダートでいえば、ダートはこなせなくはないという適性でしょう。友道先生はダートには殆ど使ってきませんからPOGでの指名においては心配する必要は無さそうです。
POGでロードの馬を指名するという行為自体がマニアックそのものではありますが(笑)、血統と厩舎ともにPOG的にはど真ん中の適性を示す馬。指名して損はないと思います。
※写真の掲載、URL・コメントの一部転載はロードサラブレッドオーナーズに許可を頂いております。