一口馬主において弟妹が募集されるのはよくあることですが…
昨日、ユニオンの先行募集馬『チュウワプリンセスの2019』を取り上げましたが、今日はもう一頭の先行募集馬を取り上げてみたいと思います。一口馬主で出資馬の弟妹が馬集されることはよくあることではありますが、『アルーリングハートの2019』のケースが私にとってそれに該当します。
アルーリングハートの2019のレビュー
アルーリングハートの2019
情報
父:ルーラーシップ
母:アルーリングハート
母父:ダイワメジャー
預託厩舎:佐々木晶三
(参考:https://www.union-oc.co.jp/id/3402#open_PROFILE)
所感
ユニオンの先行募集馬はセレクトで購入をされるのですが、アルーリングハート産駒を2年連続で購入してしたんですね。ユニオンでも初めてのケースみたいです。
アルーリングハートの2018について、過去に先行募集抽選で当たった時のレビューを読み返してみましたが…ほとんど何も書いてない(笑)
(参考:https://www.hot-river.net/entry/2019/03/27/225530)
母アルーリングハートは中央で5レースして未勝利。祖母アルーリングボイスが小倉2歳S、ファンタジーSを勝っているように短距離を期待されていましたが、能力を発揮できませんでした。ただ、血統的には勝ち上がり率が高い血筋です。
ちなみに、母として初めて生んだ出資馬は『アルーリングハートの2018』。ロードカナロア×母父ダイワメジャーの組み合わせで堅実性をアップし、短距離路線での活躍を見込んでいたりします。
ただ、今回の『アルーリングハートの2019』の父は同じキングカメハメハ系の父ではありますが、ロードカナロアとかキャラクターが全く違うルーラーシップ。
ノーザンテーストのクロスがある程度で、ほとんどアウトブリードに近い配合で、ルーラーシップをつけたということで距離延長を狙いに行っていることは明白です。果たしてそれがどうでるか。
サンプル数でいうと、JRA登録馬でわずか9頭のみ。もっといると思ったのですが、想像以上に父ルーラーシップ×母父ダイワメジャーは新しい組み合わせです。
ルーラーシップ産駒が得意とするのはクラシックの王道路線。そのため、本馬はノーザンや社台の良血たちとガチンコ勝負になる運命にあり、個人的にはユニオンで出資をするのは少し懐疑的にはなってしまいますが、『アルーリングハートの2018』の活躍如何によっては『チュウワプリンセスの2019』よりも本馬のほうに人気が集まるかもしれませんね。一口馬主金額も手ごろで、リップサービスも面白い佐々木先生ですし、財力がある方は唾をつけておくのも面白い一頭かもしれません。
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