1着賞金世界一(約11億円)
昨日にフェブラリーステークス、見事にモズアスコットが勝利を挙げました。
何度も書きますが、中央ダートGⅠはフェブラリーステークスとチャンピオンズカップの2つしかありません。この2つのレースでの勝利はダート馬にとって「種牡馬になれるかどうか」にもかかわってくる重要なレース。
ゴールドドリームとクリソベリルが不在の中、自分の未来を切り開いたように私には見えました。さすがです。
さて、そんな重要なフェブラリーステークスをパスしてゴールドドリームとクリソベリルはどこにいっているかというと、遥か彼方中東へ遠征中です。今年から開催されるサウジカップに参戦するとのこと。
「ああ、また海外レースね」くらいの感覚しかなかったのですが、フェブラリーステークスが終わった後に調べてみてぶったまげました。1着優勝賞金は日本円で1,000万アメリカドル!日本円だと、
約1,100,000,000円
ですって。0が多すぎてピンとこないですよね。約11億ですよ、11億。
もはや、どこの桃鉄だよって感じです。
ちなみに、フェブラリーステークスの1着賞金額は1億円です。11倍の開きがあることになります。
…世界中から競合が集まってくるとは言え、招待されたら11億円にチャレンジするよなぁ、そりゃ。
この遠征は夢だけではなく、ビジネス
日本の一流馬が古馬戦線から消えている現状はついては、賛否両論の意見があると思います。
まぁ、確かに「よく知らない海外の競馬場で、強いかどうかもよくわからん馬とレースをしてる」って見てしまうと面白くはないなあと思いますね。特に今回のサウジカップは日本での馬券販売もないので競馬ファン的には置き去り気分は否めません。
ただ、馬主的観点で見ると、11億円はやっぱり魅力。超魅力。特にクリソリベルは3歳にして日本ダート界の頂点に立った馬ですので、一口馬主の出資者的にも「出走の価値は十分あり」でしょう。いわば、勝てると思って行く。
ちなみに、ビジネス大国アメリカからはミッドナイトビズー、マキシマムセキュリティ、グロンコウスキー、といった一流馬が参戦してきます。アメリカは超一流ダート馬大国でもありますが、もう純粋にマネーを求めてくるオーラが凄い。
競走馬が求めるのは夢だけではなく、ビジネスでもある。すごい時代です。
ご参考まで⇒当日のレース一覧
ちなみに、前述したサウジカップ以外にも2月29日は沢山レースがある模様。武豊ジョッキーに加えて、藤田菜七子ジョッキーも騎手招待レースで騎乗予定でしたが、落馬負傷のために参戦できなくなったのは残念です。
さらっと調べた限り、日本馬が出るのは以下のレースみたいです。ご参考まで。間違っていたらすいません。ニュースサイトホームページをさかのぼっていきましたが、メインがアラビア語表記なので、さすがに読めませんでした…
The Saudi Cap(ダート1,800メートル)
⇒クリソリベル、ゴールドドリーム
The Riyadh Dirt Sprint(ダート1,200メートル)
⇒マテラスカイ
The Saudi Derby(ダート1,600メートル)
⇒フルフラット
The Neom Turf Cup(芝2,100メートル)
⇒ディアドラ
ディアドラとか、勝ったら日本・イギリス・サウジアラビアで勝った初めての馬になるのか。
楽しみです!