ちょっと寂しいニュース
先日、シンボリクリスエスが種牡馬を引退するというニュースがひっそりと流れていました。ちょっと寂しいニュースです。
シンボリクリスエスが現役で走ったころはブログ主はまだ学生。かつ、競馬に興味を持っていなかったので、その強さを現地で見たわけではありません。直接の思い出もない。
むしろ、ちょうどPOGを始めた頃に種牡馬として注目を集めていたので、種牡馬としての印象が強いです。今でいうところのモーリス並みに注目されていました。「Roberto系きたる!」みたいな感じも似ている気がします。
繁殖牝馬の質も高かったわりに期待以上の成果を出せなかったことから一時期は「種牡馬失格」のレッテルを貼られていましたが、サンデーサイレンス系、Mr.prospector系に配合しやすいという強みを生かして丸15年の種牡馬生活を果たしたのは立派の一言です。
代表産駒はなんといってもエピファネイア
15年の種牡馬生活の中で現時点の代表産駒を聞かれれば、やはりエピファネイアになるのでしょうね。種牡馬入りをしたという意味ではストロングリターンもでしょうか。
シンボリクリスエス産駒は芝では頭打ちになる傾向が強かったですが、それを突き抜けたのが上記2頭かと思います。2頭ともRobertoっぽいじりじりした感じではなく、シンボリクリスエスの母の中にあるSeattle Slewが強く出た馬ですね。
ちなみに、Seattle SlewはA.P.Indyの父としても有名。最近、日本でもA.P.Indy系が盛んに導入されているように、Seattle Slewはドーンと大きな一完歩の馬を出しますので日本向きの素質を陰で支える存在なのかもしれません。
ルヴァンスレーヴの種牡馬入りにも期待
とはいえ、シンボリクリスエスと言えば、たとえ下級条件でも息の長い活躍をする馬主孝行なダート馬を沢山出したように、ダートの後継種牡馬も欲しいところ。いわゆるザ・ダート向きRoberto系みたいな馬。
サクセスブロッケンにその立ち位置を期待したかったのですが、種牡馬入りはせず、東京競馬場で誘導馬になってしまいました。会えるのは嬉しいのですが、残念なのもまた本音。
シンボリクリスエスは2018年も64頭種付けしていましたし、これから更なる代表産駒が出てくる可能性も否定はできませんが、ブログ主としてはルヴァンスレーヴにシンボリクリスエスのダート後継種牡馬となることを期待したいです。
チャンピオンズカップを勝利した後、脚部に不安を抱えて休養しているのが非常に残念なところですが、2~3歳のパフォーマンスは最高級の馬でしたからね。芝だったら朝日杯勝って、ダービー勝って、有馬も勝って、みたいな感じでしょうか。
母の父としてはディープインパクト後継と合うかな?
最後に母の父としての活躍を考えると、それこそAP.Indy系をつけてSeattle Slewを濃くしたり、ディープインパクト後継種牡馬をつけたら面白いかもしれませんね。ディープインパクト×母父Roberto系は成功例でもありましたから。
そんなシンボリクリスエス、余生をシンボリ牧場で過ごすようです。なんだかほっこり。
いやあ、お疲れ様でした。