シンボリクリスエスも2020年に…
先日、クロフネを惜しんでクロフネ産駒の話をしましたが、思えばシンボリクリスエスも昨年末にこの世を去りました。2019年に種牡馬を引退していましたので、残りの産駒も数少ないのです。
シンボリクリスエスはクロフネとは違って、どちらかといえばRoberto系らしい牡馬優勢の種牡馬。代表産駒はエピファネイアとルヴァンスレーヴがパッと頭に浮かびます。その他にも府中で誘導馬をしているサクセスブロッケンやたまーにセール購買馬で一口クラブでも募集されるストロングストーンもいます。
今日はそんなシンボリクリスエスに敬意を表してレビュー。
スターアクトレスの2019です。
『スターアクトレスの2019』(牡馬)
馬名:グラングリシーヌ
父: シンボリクリスエス
母: スターアクトレス
母父:フレンチデピュティ
厩舎:林徹厩舎
生産者: 藤原牧場
POGで気になるポイント
母スターアクトレスは中央でデビューし、3戦して未勝利。地方に転籍後も31戦をしましたが、あげた勝利はわずか1勝。正直に言って、あまり自慢出来る戦績ではないですね。
しかしながら、本馬は2020年の北海道セレクションセールで1,500万円超という中々の価格で落札されています。
おそらくそれは母スターアクトレスの兄にダンスディレクターがいるからですね。アルデバランⅡ産駒というに日本ではあまりメジャーとは言えない種牡馬の仔ながら、シルクロードステークスを2勝するなど短距離戦戦で息が長い活躍をしました。
そんなダンスディレクターをおじに持つ本馬ですが、父シンボリクリスエス×母父フレンチデピュティということで、直感的にはダートを想像させるプロフィールです。母母マザーリーフの父はサンデーサイレンスがありますが…それでも芝で抜群の切れ味を発揮するタイプでは無さそうかな~POGでは厳しいプロフィールとも言えそう。
あ、でも、シンボリクリスエス産駒のアルフレードが2歳GⅠ朝日杯を制しているように、POGの定石である「狙うならば短距離にも対応できる馬」には適合。おじにダンスディレクターがいる本馬なら当然、悪くはない!
…さすがにこじつけかな。
そもそもの産駒も少ないためにさすがにPOGでは大当たりを引くのは難しそうですが、応援枠みたいな枠が用意されているPOGサークルの方、リストの隠し玉にいかがでしょうか。