注目を集めるのは間違いない馬
今日は12月30日、いよいよ明日は大晦日ですね。今年もダラダラと更新してきたこのブログですが、本日で2020年の更新は最後です。
何について書こうかなと悩みまして、来年に続く話題を書いたほうがいいと思い、POGの話題を選びました。単純に面白い馬を見つけたからですけど。最後まで気ままに更新です。
この馬の注目度は間違いない。オジュウチョウサンの半弟、『シャドウシルエットの2019』です。
『シャドウシルエットの2019』(牡馬)
馬名: オヒロイチョウサン
父: オルフェーヴル
母: シャドウシルエット
母父:シンボリクリスエス
厩舎:石毛善彦
生産者:坂東牧場
〇POGで気になるポイント
最初に言ってしまうと、注目度は高いのにあまりPOGで人気しなそうなので、応援の思いでレビューです。1人5頭指名とかの小規模POGだとリスト入りも難しいかもしれません。
母シャドウシルエットは中央・地方で未出走。半兄に重賞を勝ったアルアランがいた良血ということもあり、繫殖入りしてからは7頭の子供を産んでいます。ちなみに、シャドウシルエットの子供達は皆、冠名は「チョウサン」の馬たちですね。
そんなシャドウシルエットの代表産駒は間違いなくオジュウチョウサンでしょう。
障害の最強王者として有馬記念にも出走。丈夫で長距離にも強いステイゴールド産駒の中でもこんなにタフな馬は他に見たことがありません。来年は10歳ですが、現役続行か。凄いです。
今回、『シャドウシルエットの2019』は4年間の空胎を挟んでの産駒ということで、母19歳の時の子供です。本馬も目指すところは当然障害競走のトップランナーなのでしょう。本当は母の血を繋ぐ牝馬が欲しかったのかもしれませんが。
しかしながら、オジュウチョウサン以外にも母シャドウシルエットはラジオNIKKEIを勝ったケイアイチョウサンや、障害3勝を含めて7勝をあげているコウキチョウサンを送り出しているように、産駒の適性が「障害だけ」と決め打つのは勿体ない気もします。いきなり障害未勝利でデビューする馬なんて、ほとんどいないですし。
父オルフェーヴルかつ、母父シンボリクリスエスということで、もし順調であればいかにも馬場が荒れてきた中山開催に向きそうな馬。京成杯や弥生賞に出走してきたら人気薄で掲示板を確保してくれそうな気がします。
また、ダートでも面白そうですよね。1800メートルくらいのダートでも問題なく対応できそう。地方重賞のポイント加算アリのルールなら隠し玉になったりして。
兄オジュウチョウサンと比較されるハードな運命にある馬ですが、頑張ってほしいです。