好きな種牡馬の産駒応援シリーズ①
好きな種牡馬というのは人それぞれだと思うのですが、ブログ主にとっては最も競馬に熱中していた2010年代初頭の種牡馬がそれにあたります。特に2010年のクラシック路線を歩んだ馬はビンテージ世代(今思うと、そんな良いネーミングでもない)と呼ばれた馬達は好きな馬が多いです。
ということで、好きな種牡馬のPOG応援シリーズ。『サトノシャルマンの2020』です。
『サトノシャルマンの2020』(牝馬)
父: エイシンフラッシュ
母: サトノシャルマン
母父:ディープインパクト
厩舎:不明
生産者:社台ファーム
〇POGで気になるポイント
2010年のダービー馬、エイシンフラッシュの産駒です。ドイツからの持ち込み馬というプロフィール、当初はそこまで人気もなかったように思えます。しかし、京成杯を勝利した後、逆襲の末脚が決まって内田ジョッキーの手さばきで日本ダービーを勝利。震えた勝利でした。
もっとも、エイシンフラッシュというと、M・デムーロジョッキーの天皇賞秋の勝利を思い浮かべる方のほうが多いかもしれません。天覧競馬の折、陛下への敬礼シーンは競馬史に残る名シーンですからね。
そんなエイシンフラッシュ、種牡馬入ってからは中々振るわない時期が続きましたが、先日、父の制した重賞をオニャンコポンが勝利。産駒は減っていますが、これから応援したい馬であることには変わりません。
さて、本馬の話です。母サトノシャルマンは現役時代に1勝。とびぬけた現役生活ではあませんでしたが、半姉にはヴィクトリアマイル勝ちのエイジングウインズがおり、全姉にはオークス2着馬のエバーブロッサムがいる良血馬です。
祖母のサクラサクⅡもDanzig系なので非常にディープインパクトやハーツクライなどサンデーサイレンス主流系と相性が良い馬なのもありますが、今後も繁栄しそうな牝系です。
今回、そんなサトノシャルマンの初仔として産んだのがエイシンフラッシュ産駒の本馬です。
エイシンフラッシュ自身はサンデーサイレンス血を持っておらず、好走する馬にはサンデーサイレンスの血は必須です。その中でもディープインパクトとアグネスタキオンの血は比較的相性が良いと言われており、ドイツ系ながらスパッと切れた父の血を補強するのかもしれません。
数少ない生産馬の中では、社台ファーム生産かつ、血統背景もしっかりしている本馬は面白いと思います。
まあ、タイトルからお察しの通りですが…応援枠の一頭です。