オルフェーヴル産駒の有力馬(2021-2022)
晩成型というイメージがありますが、代表産駒であるエポカドーロが皐月賞を勝っていますし、オーソリティも3歳時に青葉賞を勝った際の大物感は相当なものがありました。牡馬・牝馬の活躍馬の隔たりもなく、優秀な種牡馬です。
ただ、イマイチ狙いどころがわからない種牡馬でもあるのも事実。指名をする時はPOGの期間内では完成しないかもしれないという割り切りも必要かと思っています。
「POGの時に指名してたんだ」って競馬仲間に言えるのもひとつの自慢ですし、POGの大きな楽しみ。やるなら大物指名したいですね。本命、対抗、穴、全て大振りします。
本命候補:サザンフェアリーの2019(牝)
スピード系の血を入れている馬で面白い馬がいないか探した結果、この馬を本命に。GⅠレーシングで募集をされていますね。
特徴的なのは攻めているインブリードクロス。母父はサンデー系以外では珍しくなったHalo直系サザンヘイロー。この配合により、Halo 18.75%という奇跡の血量が出来ているのに加え、Northern Dancerを母系からも取り込んでNorthern Dancer 15.63%という中々の濃い配合が出来ています。
また、母の奥には最近のトレンドの血であるSpecialも取り込んでおり、オルフェーヴル自身が持るノーザンテーストのクロスと合わせても大物感も充分。
距離がどこまで持つか…ですが、牝馬のPOG期間は短距離~マイルが主戦場。楽しめそうだと思います。
対抗候補:ナンシーフロムナイロビの2019(牝)
オルフェーヴル産駒は、芝ならフォーティナイナー系、ダートならディピティミニスターを持ってくる、というのが成功パターンなのですが、大物を狙うなら母父サドラーズウェルズ系を狙う手もあります。
決して目立って勢いがある母系・一族ではないのですが、母父はサドラーズウェルズ→Galileoと連なるSixties Icon。また、母系からの奥に薄いながらMr.Prospectorの血もあって、オルフェーヴル産駒の大物としての要素は揃っています。
ゆっくり目のデビューにはなってしまいそうなのですが、一発を狙うなら早期デビューには目をつぶるのも手。また、厩舎の代表馬は3歳時に活躍する馬が多い大竹厩舎というのもポイントかと思います。
穴候補:セレスティアルキャット(牡)
もしかすると、ダート系かもしれないのですが気になっています。
オルフェーヴル産駒は切れ味よりは持久力で勝負するタイプが多いですが、Stormcatのような短距離押し切りタイプの血が合わないわけではなく、札幌2歳ステークスを勝ったロックディスタウンのように早期活躍につながるケースもあります。
本馬も母父はStormcatの直仔であるTale of the Cat。また、母セレスティアルキャットはMr.Prospectorの濃い目のクロスも持っており、プロフィール的には筋骨隆々なパワフルな馬のイメージです。オルフェーヴル産駒は馬体重が重いほうがいいんですよね~
既に美穂にも入厩していますし、勝ち上がりには時間を要しても気が付けば年末のホープフルステークスの掲示板に載っている…そんなタイプに育ってくれることを期待します。