旬な馬の半弟/半妹に乗っかれ
みなさま、明けましておめでとうございます。
皆様、いかがお過ごしでしょうか。私はやったことと言えばカレンダーを付け替えたくらいで、ぼんやりとした新年を迎えています。
なので、さっそくブログの更新です。
この零細一口馬主ブログを本格的に始めて約8カ月。初めての新年になります。最初は昔の消費税くらいの数しか来訪者がいなかったこのブログ、今では沖縄県渡名喜村の人口数くらいの方に毎日見て頂けるようになりました。
今年も一口馬主トピック、馬券、POG、ほかの独り言、など綴っていきたいと思います。お暇な方はぜひ、ご贔屓くださいませ。
毎日の来訪者は、北海道占冠村の人口数くらいを目指します。
さて、新年一発目はPOGのお話
POGで堂々とやると恥ずかしい技の1つに前年の重賞を勝った馬を指名するという技があります。なぜ恥ずかしいかと言うと、期間内に走った時には自慢できず、走らなかったときはネタにされるからです。
このネタにされるというのは意外と大きな要素で、毎年赤本では「イケてなかった馬列伝」なんて特集コーナーが出来てしまうほど。
それを振り切ってドラ1でいくという漢がいるサークルほど、活気があって面白いものですが、大概みんなそうもいかない。
ちょっと様子見ながらドラ2、あわよくばドラ3くらいで「スッ…」といけるのが一番理想ではあります。
今日はそんな馬の典型になりそうな、いや、もとい。
今日は、今年最初の期待馬です。
『マラコスタムブラダの2018』(牡馬)
馬名:グラティアス
父:ハーツクライ
母:マラコスタムブラダの2018
母父:Lizard Island
厩舎:加藤征弘
生産者:ノーザンファーム
〇気になるポイント
今年、阪神JF勝ったレシステンシアの半弟になります。3頭しか以内2歳GⅠ馬、その内の1頭ということで今日の前振りにバッチリと当てはまる1頭です。
ちなみに、朝日杯を征したサリオスの下はセールを欠場して今のところ情報がない。また、ホープフルSを制したコントレイルの下は空胎です。
そう言った事情を鑑みるに、本馬は既に馬主も厩舎も馬名も決まっているので指名する場合は安心感がありそうですね。
母マラコスタムブラダは日本の軽い芝と相関性が高いアルゼンチンのGⅠを勝利。つまり、サトノダイヤモンドの母マルペンサからトレンドとなって以来、もはやPOGでは外せない南半球のGⅠ馬です。
ここまで日本で4頭の子供を産み、2頭がデビューしていますが、そのうちの1頭がレシステンシア。もう1頭が中央ですでに2勝を挙げているミッキーブラックですから、繫殖成績は素晴らしく優秀です。
来日して以来、ブラックタイド、ダイワメジャー、とムキムキ系芝馬を付けていたからかもしれませんが、母マラコスタムブラダはサンデーサイレンスの血とニックスの関係にあるNorthern Dancerのクロスを持ち、かつアウトブリードに近い配合だから生まれてくる産駒の体質が丈夫なのもいいですね。
そんな大物感と安心感がある母マルコスタムブラダにハーツクライを付けて生まれたのが本馬。血統表の中にはハーツクライのニックス関係にあるDanzigもあり、いかにも大きな競馬場に向いていそうな配合になっています。
セレクトセールでの落札額は2億3000万円。馬主はスリーエイチレーシング。
すげー。重賞勝って、ダービー勝って、ようやく総経費はトントンじゃないでしょうか。
↑いや、失敬。人生の成功者たちはそんな小さいことを考えないか。
本来、個人馬主の馬だけに直前に情報は出てこないかなと思いつつ、半姉はGⅠですし、ファンを楽しませるリップサービスに定評のある加藤征先生だから血気盛んなコメントが聞けるかも。
オーナーと調教師ともに牡馬クラシック初制覇があっても全く不思議がない1頭ですね。