一足早く来年のPOGのお話
マイファースト一口クラブのロードの出資馬選定がひと段落したせいか、最近なんだかPOGが気になって仕方がありません。しかも2020年シーズン(来シーズン)の。
無性に何かが食べたくなるような欲求と似ています。頭のどこかに常に看板がかかっているような感じ。
2歳GⅠが2週連続で行われ、久々に純粋な気持ちで2歳戦の楽しさを味わったからでしょうか。
はたまた、参加しているハム太郎さんのPOGで自身の指名馬がふるっていないのが悔しいからでしょうか。
…なんとなく、後者な気がします(笑
来シーズンに向けてと言ってしまったら大袈裟ですが、POGの話題はブログを書き始めた頃から書いてみたかったトピックの1つ。良い機会なので、来シーズン気になる馬をピックアップしていきたいと思います。
一頭目は過去の指名馬ダノンファンタジーの半妹『ライフフォーセールの2018』です。
『ライフフォーセールの2018』(牝馬)
父:キズナ
母:ライフフォーセール
母父:Not For Sale
厩舎:池添学 厩舎
生産者:ノーザンファーム
気になるポイント
本馬の半姉ダノンファンタジーは新馬戦こそグランアレグリアに負けましたが、その後はチューリップ賞まで阪神JFを挟んで4連勝。春シーズンの大舞台である桜花賞とオークスは不可解な負け方をしてしまいましたが、POG的には非常に指名者孝行な馬でした。
6月の新馬戦でデビューという情報がPOGドラフト前に流れていて、私はそれに乗っかった形でしたが、見事にはまってくれたこともよく覚えています。直前で期待馬を指名して楽しめるのは、1年弱前から出資して楽しむ一口馬主とはまた違った楽しみ方です。
余談ですが、今年の朝日杯をみても「春先に早めにデビュー勝ちさせ、夏は成長を促して、秋の小頭数の重賞を勝ち、冬に飛躍させる」という流れはPOG的には外せません。POGで勝ち組を狙う人はドラフト週の週刊Gallopや競馬新聞は絶対に買いです。赤本よりも重要になりそう。
さて、ダノンファンタジーから父をキズナに変えたのが本馬です。「ディープインパクトに似ている」と言われた父キズナに変わりましたが、5代血統表の唯一のクロスであったLyphardは健在。
母のライフフォーセールはアルゼンチンのダート中距離GⅠを2勝した名牝。近親にも、日本ではなじみは薄いものの、南アフリカやブラジルで活躍する馬が多いという優秀な母系です。
半姉ダノンファンタジーについては、ダートのパワー系母+ディープインパクトで「切れ味の鋭さ」と「持続力」を両立させるという意図の配合だったわけですが、今回のキズナについても同じような意図を感じます。あわよくば、父ディープインパクトよりも雄大な馬体を誇ったキズナをつけることで、距離の融通もきかせたいという想いも感じるところ。
姉のダノンファンタジーは気性的な問題もあり、マイル前後が適性距離となっていますが、本場の場合は中距離くらいまで伸びても問題ないかもしれません。フローラステークスとか合いそう。
もしキズナの母父StormCatからパワーを色濃く引き継げば、将来はダート路線で出世することも考えられますね。サンビスタみたいな。POG期間では牝馬のダート路線はあまりメリットはありませんが…
ちなみに、募集は今を時めくシルクレーシング。クラシックシーズンはシルクを抜きに語れませんので、POG的にはそこも心強い。
調教師の池添学先生は初年度から5年連続で20勝を超え、今年はさらに上積みしてすでに33勝。間違いはないでしょう。
初年度からノーザンファームの超良血を預かっているだけに、期待値が凄すぎて低評価という不遇を受けている気がしますが、本馬で狙うは桜花賞!ですかね。
ドラフト2位以内では消えるキラキラなプロフィールな気がします。