エスポワールシチー産駒へ初めて出資申し込み
20年11月25日の17時にロードサラブレッドオーナーズの2020年先行募集が締め切られます。私もフェリスの2019・エンジェリックレイの2019、そしてアンダルシアの2019に申し込みました。
今年は例年に比べて申し込みが盛況でして、おそらく4~5頭程度は満口からの抽選の流れとなりそうです。キャロットやシルクでは当たり前の抽選会ですが、ロードでは珍しいこと。
この記事を書いているのは25日の早朝なので、実際締め切られた募集速報がどうなるかはわからないのですが、満口にならずに出資が出来るとすると、エスポワールシチー産駒のアンダルシアの2019だと睨んでいます。
エスポワールシチーがゴールドアリュール後継種牡馬だ!…ともまだ言えない
アンダルシアの父エスポワールシチーはサンデー系ダート種牡馬の総大将ゴールドアリュール産駒で、現役時代は8歳まで走り、9つのダートGⅠ・JpnⅠの称号を手にしたダート界の名馬です。
ブログ主が競馬に熱中していた頃のどストライク世代の馬で、馬券では大変お世話になりました。良い思い出が多いです。
これだけの称号を手にしていれば、ゴールドアリュール産駒の後継種牡馬筆頭でしょう…といかないのが種牡馬の世界の厳しいところ。
ゴールドアリュール産駒の後継としては
エスポワールシチー(母父Roberto系)←既に産駒デビュー
コパノリッキー (母父Mr.Prospector系)←21年産駒デビュー
スマートファルコン(母父Vaguely Noble系)←既に産駒デビュー
が繁殖牝馬の奪い合いでしのぎを削っており、さらにはまだ現役ではありますが、
クリソベリル (母父Mr.Prospector系)
の種牡馬入りは確実視されています。
今の時点で言えば、スマートファルコンは主に地方競馬用の種牡馬、コパノリッキーとエスポワールシチーは中央競馬用の種牡馬、とすみわけが出来てはいます。
が、これからのしのぎを削るライバルを思えば、エスポワールシチーは少しでも成功馬を輩出したいところです。
エスポワールシチー産駒のポイントはゴールドアリュールの成功パターンの再現
そんなエスポワールシチーの配合のポイントとしては、父ゴールドアリュールが成功したパターンをなぞることだと言われています。例えば、コパノリッキー(母父Mr.Prospector系)で成功した再現を狙って、母父Mr.Prospector系の繫殖牝馬を付けるなどですね。
ちなみに、アンダルシアの2019はまさにこのパターンだったりします。アンダルシアの母父アルカセットはKingmanboであり、言わずと知れたMr.Prospectorの直仔です。逆に言えば、コパノリッキーはエスポワールシチー(母父Roberto系)の再現を狙ってRoberto系の繫殖牝馬を付けるのが王道とされています。
一口クラブにはコパノリッキー産駒があまり回って来ませんが、種牡馬の傾向を見るのに非常に参考になる考え方なので、頭の隅に置いておきたいところです。
また、「ゴールドアリュールの母ニキーヤから繋がるNureyevとSpecialの血を強調するのも良い狙い」と私の血統の教科書であるパーフェクト種牡馬辞典で栗山さんが述べられておりました。
Specialの強調は確かにトレンドですね。まだまだ実例は少ないですが、ゴールドアリュール産駒の後継種牡馬であれば、比較的再現が狙いやすいクロスだということに改めて気が付きました。
Specialの血をを有効活用を見つけた馬がゴールドアリュール産駒後継種牡馬レースの勝負を勝ち抜いたりしたらまさに血統の妙だなあ。Sadler's Wellsの血も含んでいれば、適正距離を延ばすことも出来そうな気もします。
ちなみに、血はかなり薄くなってしまいますが、今後種牡馬でデビューするであろうゴールドドリームは母系の奥にSpecialを持っています。むむむ。
ダート種牡馬も群雄割拠の時代。深掘りのしがいがありますね。