【一口馬主ブログ】一口馬主の雑記帳

零細一口馬主のブログです。ロードサラブレッドオーナーズで2018年に一口馬主デビュー。2019年にユニオンにも入会しました。

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【POGのお話】2021-2022シーズンで気になる馬⇒~カレンチャンの2019~

珍しいクロスのGⅠ馬の仔はやっぱり気になる

毎年、JRAのGⅠ級競争は26レース開催されます。

つまり、毎年26頭のGⅠ馬が生まれるわけですが、2020年のようにアーモンドアイ、コントレイル、デアリングタクトのような名馬が複数のGⅠを制することは間々あります。また、牝馬の時代とはいえ、GⅠは牡馬優勢であるのはまだまだ事実です。

よって、『GⅠ馬』という称号を手にする牝馬は非常に貴重なのですが、そんな貴重な牝馬のGⅠ馬の産駒で珍しいクロスを見つけるとやっぱり気になります。

そんな前置きをしつつ、今日のレビューは『カレンチャンの2019です』

カレンチャンの2019』(牡馬)

馬名:カレンイモーション

父: ハーツクライ

母: カレンチャン

母父:クロフネ

厩舎:安田翔伍

生産者: ノーザンファーム

POGで気になるポイント

 

ロードカナロアとともに『短距離王国』安田隆行厩舎の黄金時代を築いたカレンチャンの5番仔です。

カレンチャンは現役時代に9勝。初勝利こそダートの1,200メートルであげましたが、3戦目で芝に転向。3歳春こそ重賞でも勝ちあぐねましたが、夏前に1000万下を勝利して休養後の冬に覚醒します。年明け2月の山城S(1600万下)からスプリンターズステークス(GⅠ)まで破竹の勢いで5連勝しました。

その後、香港スプリントに転戦してさすがに連勝はストップしましたが、そこで勢いを失わず、春の高松宮記念(GⅠ)を勝利してスプリントGⅠ秋・春の制覇を達成しました。ここ10年牝馬の名スプリンターと言えば、母カレンチャンではないかと個人的には思います。

 

引退してから母カレンチャンは5頭産駒を産んでいますが、意外にもサンデーサイレンスの直径仔世代を配合したのが今回が初めて。これはちょっと意外です。

 

勝手な推測ですが、オーナーの狙いがあったのかな、なんて思ったり。

 

初仔:カレンスレイ(父ノヴェリスト

   …初仔だから仔出し不安があったのかな。

二番仔:カレンモエ(父ロードカナロア

   …スプリンターの夢の配合を狙ったのかな。

三番仔:カレンヒメ(父ダノンシャンティ

   …ここでSS系孫世代のマイラー。渋い。

四番仔:カレンユアンメン(父カレンブラックヒル

   …オーナーの醍醐味を感じる配合。個人的には大好き。

 

という感じでしょうか。

そういう意味では、今回のハーツクライを付けたのもオーナーのこだわりかもしれませんね。

 

ハーツクライを付けたことで、トニービンの3*3というインブリードクロスが発生しています。トニービンの血があると東京競馬場中京競馬場など、「大箱に強い」ということは良く知られていますが、トニービン直仔の後継種牡馬ノースフライトジャングルポケットは日本であまり繁栄しなかったこともあり、意外にも珍しいクロスです。

 

また、サンデーサイレンス長距離砲とも言えるハーツクライと短距離女王カレンチャンの配合によって、適性距離は読みづらいところは出てきます。スワーヴリチャードやサリオスまで配合によっては幅広い産駒を出すのもハーツクライ産駒の特徴ですからね。

 

ざっくりと言えることとしては、ダートと芝なら…芝向きかな。母父クロフネ牝馬は芝の適応力を下にも伝えますので。これはPOG的にはプラスでしょう。

そして、早熟と晩成なら…おそらく晩成。ノーザンダンサーのクロスがないハーツクライ産駒の特徴でもあるので。これはPOG的にはマイナスでしょうね。

 

早期デビューで活躍を期待するとちょっと歯がゆい場面も増えそうですが、青葉賞あたりで「やってやったぜ!」なんて展開がありそうな馬。

リストに加えておくのも面白いと思います。