新種牡馬サトノダイヤモンド
今年、産駒がデビューするサトノダイヤモンド。長距離のイメージがありますが、3歳から活躍をしていた優等生な馬でもあり、芝タイプなのでPOGで注目の新種牡馬だと睨んでいます。
過去にブログでも書きましたが、144頭の種付け頭数の中で狙うならやはり里見オーナーの所有馬でしょう。
セレクトセール出身のこの馬なんて、コテコテで良いプロフィールだと思います。チェリーコレクトの2020です。
『チェリーコレクトの2020』(牡馬)
母:チェリーコレクト
母父:Oratorio
厩舎:未定
生産者:ノーザンファーム
〇POGで気になるポイント
2021年のセレクトセールでは当歳も含めて4頭のサトノダイヤモンド産駒が億越えで落札されていますが、里見オーナーのお眼鏡に叶ったのは本馬でした。
ちなみに、お値段は1億500万円。セレクトセールで億越えの馬はPOG期間は走らないなんて言わたりしますが、そのジンクスを破ったのは父サトノダイヤモンドだったということを忘れてはなりません。
母チェリーコレクトはイタリアにてオークスと1000ギニーを勝利。母の半妹であるチャリティーラインもまた、イタリアオークスを制しているのですね。オークス姉妹制覇ってすごいな。これはイタリアの名血です。
日本に来日してからはサンデーサイレンス系の種牡馬筆頭であったディープインパクトを付けられ、初年度から4勝馬のダノングレースを産んでいます。その後も、デビューした5頭の産駒の内、4頭が複数勝利をあげているという優秀なお母さんです。
代表産駒はダービーでも3番人気に支持されたワーケアでしょうか。強い4歳に押されがちな5歳世代ですが、応援したいところです。
さて、そんな母チェリーコレクトと父サトノダイヤモンドの配合ですが、比較的アウトブリードに近いゆるやかな血統になりました。しかし、それは5代血統表では見えないだけで、実はNorthern Dancerはふんだんに持つ馬では、、、と思います。
母チェリーコレクトはNorthen Dancerの血の量は12.50%で、父サトノダイヤモンドは9.38%ですが、それが本馬の配合になると、6代目に隠れてしまっているという。
父サトノダイヤモンドのHaloのインブリードクロスと母チェリーコレクトのNijinskyのインブリードクロスは刺激しすぎずに、スピードはしっかりと強化していますね。如何にも日本の芝で切れそう。距離的にもマイルでというタイプでは無さそうで、クラシック路線がビタッときそうに思えます。
まだ厩舎は明らかになっていませんが、兄姉達は美穂に預けられているのが多い。果たしてどうなるか。サトノダイヤモンドの産駒だけに、池江先生にってことも充分ありそうです。
個人オーナーの所有馬ではありますが、里見オーナーは競馬ファンへの情報公開も積極的に行ってくれているので、POG本でコメントが載ったりしたら人気してしまいそうですね。