そろそろ突き抜けそうなセレクトセールの馬
⇒POG期間内では良績を出せず
⇒次の年は弟・妹を怒りの指名拒否
⇒弟・妹は大活躍で涙目
というのはPOGではあるあるエピソードだと思います。
だからこそ、指名馬で「あとちょっとで突き抜けた活躍できたのに…」という馬は狙い続けるのが吉。人気な一口クラブの場合、全弟や全妹は中々出資出来ないケースも多いのですが、POGならクジ運でなんとかなる強みもあります(笑)
この血統はそろそろ突き抜けると思うのですが…カンビーナの2019です。
『カンビーナの2019』(牡馬)
馬名: トーセンリョウ
父: ディープインパクト
母: カンビーナ
母父:Hawk Wing
厩舎:未定
生産者: 社台ファーム
〇POGで気になるポイント
本馬の母カンビーナは現役時代は米国で活躍。芝競走であるアメリカンオークス(GⅠ)が代表勝ち鞍で、その他にもプロヴィデンシアS(GⅡ)とラハブラS(GⅢ)も勝っており、1,300メートル~2,000メートルまで幅広い活躍を見せました。
引退後は社台ファームに購買されて来日。ディープインパクトが死ぬまでは常にディープインパクトが相手に選ばれてきたように、繫殖牝馬としての期待は相当なものがあります。
繁殖の実績としては7頭の産駒を産み、デビューした馬は5頭中3頭が勝ち上がり&複数勝利。代表産駒には阪神大賞典で2着に入ったトーセンカンビーナと京都新聞杯で3着に入ったファルコニアがいますね。母の名前を聞いて「あ、何か聞いたことある」と思った方は前者のトーセンカンビーナからピンと来ているのかも。
ちなみに、トーセンカンビーナはブログ主の記憶が正しければ、当時のPOG界隈では結構な評判馬で、実際に2歳の7月からデビューしてダービーまでに「非常に惜しい」活躍をしてくれました。500万下で勝ちあぐねた時は歯ぎしりしたPOGファンも多かったのでは。余談ですが、ブログ主はサークルのメンバーに指名されていたので、ホッとしたほうの人でした(笑)
そんなトーセンカンビーナの印象もあり、その後、POGの人気は下火気味になっています。
しかしながら、前述した「指名➡涙目」のパターンで言えば、狙いどころ。特に本馬は母の11歳の時の子ということもあり、そろそろ大物誕生の予感が漂っていると個人的には思います。
全般的に晩成型の傾向がある母の産駒ではありますので、POG本等でデビュー時期の情報はキャッチしていきたいですね。