POGローカルルール『白毛枠』?
POGには色々なローカルルールが存在します。
まあ、元々が公式ルールがあるようなものではなく、仲間内の遊びなのである意味全てがローカルルールなのですが…そんなルールの中でも、珍しいものはあるわけです。
例えば「種牡馬縛り」とか「馬産地縛り」とか「母馬縛り」あたりは結構一般的なものなのかと思います。私が所属していて今は休会になってしまったPOGサークルでも「同一種牡馬は4頭まで」というルールを導入していましたね。
今日は、果たしてそんなローカルがあるかわかりませんが、「馬の毛色」という縛りがあったらおもしろそうだな、と思って見つけた『ブラマンジェの2018』のレビューです。
『ブラマンジェの2018』(牡馬)
馬名:未定
父:ルーラーシップ
母:ブラマンジェ
母父:クロフネ
厩舎:未定
生産者: ノーザンファーム
〇POGで気になるポイント
いきなり講義的な話をしますと、サラブレッドの毛色は全部で8つあると言われています。
それは
④青毛⇒ヴィヴロスとか
の8つです。
言うまでも無く、かなり珍しいのが「⑧白毛」です。いわゆるアルビノとは違うもので、メラニン細胞の数が少ないことで発生しているらしいですが…正直よくわからんです。私の知識と理解力が追い付かない。
余談ですが、高校の頃、生物の授業は好きだけと教師が苦手だったんですよね。バカボンみたいな顔してるのに中身はちびまる子ちゃんのナガサワくんみたいな奴で。嫌な思い出です。
さて、そんな希少種の白毛馬。日本では名牝シラユキヒメから派生しています。
その一族は、いわゆるアイドルホース的な扱いだけではなく、ユキチャンやハヤヤッコといった重賞馬も出ています。
一族は芝を走りながらも、結局はダートを得意とする馬が多いのでPOG的には「堅実なポイント稼ぎ」をしてくれる馬を指名したいところです。出来れば2歳戦から本領を発揮できる種牡馬の産駒だと尚よい。
上記のようなフィルターをかけると、一番手にあがってくるのが本馬『ブラマンジェの2018』かと思います。
母ブラマンジェはユキチャンやマシュマロの全妹としてデビュー。血統的に期待もされましたが、中央3戦して未勝利で引退しています。繁殖にあがってから3頭の馬を出産。本馬が3番仔です。
ここまで産駒は目立った成績を残していないのにも関わらず、セレクトセールでは7,128万円(税込)の高額でダノックスが落札。何か際立ったものがあったのでしょうか。気になります。
本馬の父ルーラーシップについては、クラシック勝利馬を思い浮かべた時にキセキが浮かんでくるように晩成型種牡馬のイメージがあります。ですが、実態としては2歳戦をかなり得意にしている種牡馬です。
去年にルーラーシップ産駒の傾向を調べてみたのですが、ルーラーシップ産駒の新馬戦(芝)の成績を見比べてみると、3歳戦よりも2歳戦のほうが勝率、連対率、複勝率全ての数字で上回っているんです。
また、年齢別の勝率で見た場合でも、調べて時点の3世代(2016年、2017年、2018年)の値の中で一番勝率、連帯率、複勝率が良いのも2歳世代でした。
今年のクラシック路線に有力馬を送り込めていませんので、ドゥラメンテに目が向いてルーラーシップ産駒にライバルの目がそれるのであれば、狙いどころでは…と私は思います。
また、馬主がダノックスであるだけに、預託厩舎も中内田厩舎や萩原厩舎など一流厩舎にはなってくるでしょうし、ノーザンファームの育成バックアップを受けることが出来るという意味でも安心感は強い。
「白毛馬を指名したらポイント2倍」とか、そんなローカルルールを立案して指名するという幹事力を持つ方にお勧めの一頭です。