ベンバトルの種付料が安い
来年のPOGで2022年に産駒がデビューする新種牡馬を改めて調べていて今更気が付いたのですが、2022年にビックレットファームで新種牡馬として繁用が開始されるベンバトルはかなりの大物ですね。
日米欧で存在感を増してきているDubawiの直仔であるのが血統的なアピールポイントにはなりますが、注目すべきはその戦績。圧倒的なオールラウンダーぶりが面白い。
2018年に日本馬を蹴散らしたドバイターフが代表的な勝ち鞍にはなるのですが、UAEでもダート重賞を勝利したり、3歳時にはサウジカップを3着するなど、一介の芝馬ではないことが伺えます。
また、その活躍の地も変わっています。3つのGⅠ勝ちの土地が全て違います。ドバイ、オーストラリア、ドイツです。競馬はホームアドバンテージが発揮されるスポーツと言われていますが、どこでも結果を残したタフさは特筆すべきものがあります。
7歳まで現役を続けていますし、まるで先日この世を去ったアグネスデジタルのような馬ですね。
それでいて、ビックレットファームでの初年度の種付料は250万だとか。
え?安い〜!
ビックレットファームは繁用種牡馬の中では最高価格ではありますが…お得感が凄い。
ビックレットファームの種牡馬ラインナップ
ちなみに、ベンバトル以外のビックレットファーム繫用種牡馬もチラ見をしてみましたが、2022年は以下のような形。
ゴールドシップ…200万円(受胎条件)
ダノンバラード…150万円(出生条件)
ウィンブライド…120万円(受胎条件) ※新種牡馬
ロージズインメイ…70万円(出生条件)
ジョーカプチーノ…30万円(受胎条件、不出生時返金)
去年の種付け頭数を見ると、ゴールドシップとダノンバラードが看板種牡馬ですね。どの馬も一癖も二癖もある現役時代を過ごした種牡馬ですし、そんな父達の血を引いているせいか(?)、安打よりはホームランといった産駒が多いかなと思います。
そういう意味でも、今回加わったベンバトルは優等生かつ、繁用性があるプロフィールで非常にバランスがとれている。
やっぱり、いいなあ。
ぜひ、ケイアイファームとか繫殖牝馬を付けに行ってほしい。まず、無いと思いますが…