マメ知識:今年もユニオンは栗東預託が多め
昨日の更新で牡馬よりも牝馬のラインナップが多めと書きましたが、厩舎の東西を比べてみると栗東27厩舎に対し、美穂は15厩舎。こちらも約2:1のラインナップの違いとなりました。ちなみに、最多預託は清水久詞先生の3頭。辞典は高柳大輔先生と上村洋行先生の2頭となります。厩舎の西高東低の流れは重賞路線ではアーモンドアイの活躍も目覚ましく、ほぼイーブンになった印象がある今日のこの頃。ただ、下級条件はまだまだ関西のほうが勝ち星を多く重ねていますので、その実績が預託先にも反映されているのかもしれませんね。ブログ主も現時点の出資馬はユニオン1歳馬アルーリングハートの2018を除き、全て栗東厩舎委託です。
さて、今日のレビューを開始したいと思います。今日は佐々木厩舎預託のキズナ産駒『ナイアードの2018』と謎多き(?)Speightster産駒『キャントミスの2018』です。
PEGASUS7 ナイアードの2018
概要
父:キズナ
母:ナイアード
母父:ワイルドラッシュ
総額:1,000万円(200口×50,000円)
預託厩舎:佐々木晶三
コメント・所感
今年のユニオン1歳馬ではキズナ産駒は3頭募集されていまして、その内の一頭が本馬となります。もう一頭の【マドレボニータの2018】も呼ぶ鳥落とす勢いの杉山厩舎に預託されるので当然期待はされているのでしょうが、本馬の預託先に敵いません。何と言っても父キズナを預託されていた佐々木先生ですからね。ノースヒルズからも有望なキズナ産駒を沢山預託されていると噂の佐々木先生。本馬も先生の自慢の一頭になれるでしょうか。余談ですが、ブログ主は佐々木先生のファンです。リップサービスが面白いので(笑)
本馬の母ナイアードは短距離路線で活躍。中央5勝を挙げた後に繫殖にあがり、毎年仔出しをしている健康な繫殖牝馬。本馬が5頭目になります。以前はキンシャサノキセキやアドマイヤムーン、ジャスタウェイをつけているように短距離をイメージして種牡馬を配合していたと想像します。そう考えると、今回、キズナを付けたのは非常に野心的。キズナは瞬発力の塊のような馬でしたが、適正距離は2,000~2,400メートルでしたからね。
血統表を見ると、アメリカダート血統であるワイルドラッシュの血がどう影響するかによって、芝にもダートにも転びそうな印象です。最初からダートを試すのも勿体ない気も。父キズナのStormcatが強くなれば、芝のスピード馬。母父ワイルドラッシュが濃くなれば、ダートの先行馬。そんな感じでしょうか。
※ちなみに、種牡馬キズナはダートでも活躍馬を出すのでないか、というのは過去にロード2歳馬ロードソリッドの出資検討(https://www.hot-river.net/entry/lord-solid)でも思っていたところではありました。
生まれが若干遅い(5月1日)であることから育成度合いは気になりますが、母の出産年齢も高齢ではなく、厩舎の実力も確か。今後クラブが芝・ダート兼用の見立てをしてくるようであれば、価格的にも非常に面白い一頭だと思います!
PEGASUS8 キャントミスの2018
概要
父:Speightster
母:キャントミス
母父:Congrats
総額:750万円(200口×37,500円)
預託厩舎:寺島良
コメント・所感
なるほど、Speightster産駒ですか。そう来ましたか。
…ごめんなさい。私は知ったかぶりが下手過ぎて、営業担当を外されたほどの人間です。
Speightsterってどこの種牡馬?と思って調べてみましたが、ネット競馬の血統表にも父のSpeightsterは反映されていませんでした。さらに検索の海をもぐっていくと、4戦3勝のゴーンウエスト系で、牝系はDanzig系とわかりました。
母のキャントミスはAP.Indy系の牝馬で、牝系にはStormcatが入っていますからアメリカ血統寄りのバリバリのダート派ということは何となくイメージ出来ます。
が、それ以上は私のレベルだと解読が難しい。あと、初仔の牝馬で、ダート間違いなしということで、ユニオン募集額でも最安値価格帯ではありますが、出資は見送ろうかな。
クラブのPRで父と母に関する詳細報が出たら勉強させてもらいたいと思います。